約 2,552,132 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/608.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ あなた 今の私にとってあなたは邪魔なゴミでしかないの あなたとは早4ヶ月 あれはコタツを出した頃だった 足元の温かさと上半身の適度な冷えかた そして私に甘く語りかけるあなた 私とあなたは見つめ合い その夜、一つになった 今思い出してもよだれが出てくるわ うまかったわあなた… それからは毎日あなたはコタツの上で私を誘惑した ある時はメガネを曇らせるくらい温め またある時は凍る冷たさで私をとろけさせた でも季節はもう春 コタツはなくなる 薄着になる さあ 早く出てって 私にはあなたはすでにゴミでしかないの ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ はぁはぁ… 私は自分のお腹をつまみ あなたに立ち退きを迫る 178 名前:「あなた」[] 投稿日:2007/01/22(月) 00 54 06 ID 88MgLNKT 【コメント】 199 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 33 30 ID jVKl/EKd 178「あなた」 脂肪フラグ?一人鍋?特定できず。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 178 :「あなた」 使用済みになりゃゴミでもなんでもいいけどさぁw なんかゴミっぽさがないわ ■▲▼ 廃棄を待つ街 ニュータウンの整った町並みの中 幼い子供たちの遊ぶ姿は 窓辺を飾る白いレースと花だった 人気が失せたゴーストタウンには猫もいない 時折現れる人も、何かにせきたてられるように通り過ぎて 過去の希望が焼け焦げてしまった残骸に 気づかないふりをする つぶれたペットボトルが 風に吹かれてすべっていった きれいに整えられた「郊外の一戸建て」に住む女は 居間の椅子を満たす誰もいないのに パンの造花を作り続けている いつか誰かがソレを見て 「ほんとうにきれいね」と言ってくれるのを夢みているのだ とある日の笑いがしみこんだテーブルは もっと笑いが欲しいと蒼ざめていく 落書きを書きなぐられては消され、消されてはまた書かれていたコンクリート壁も もはや書く人も消す人もいないままに黒ずんでいく 白墨石で円を書いた駐車場のアスファルト 猫が子を産んだ軒下のアロエに いたずらに生い茂ってしまった楡の木の影が長く射す あの楡を大事に残そうと、ビラを配っていた男も とうの昔に死んでしまった 時が容赦なく爪跡を残して通り過ぎ 追いつく力のない住人が 背中にその爪をひりひりと感じながら どうしようもなく、とりかえしのつかない日がくるのを待っているのだ 指の間から零れていくなにものかに 悦ばしげに酔いつぶれ 醗酵した塩の柱になって錆び落ちていく さびおちて いく 180 名前:廃棄を待つ街 1/2[sage] 投稿日:2007/01/23(火) 19 04 27 ID QH6W8v7N 181 名前:廃棄を待つ街 2/2[sage] 投稿日:2007/01/23(火) 19 05 21 ID QH6W8v7N 【コメント】 193 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2007/01/28(日) 00 50 17 ID +36XuYXm 180 :廃棄を待つ街 1/2:3点 さんさんと陽の照りつける住宅街、家の数だけ人がいるひっそりと、うらやましい、 時に苦るおしく、 詩として石垣のような、 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 180-181「廃棄を待つ街」 散漫な印象。ゴミが散らばった感じは出てる、かも。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 180-181 :廃棄を待つ街 -「なにか」だのは書いて欲しくなかったな。「過去~残骸」が二通りに読める。 『潰れたペットボトル』だけでなく人気のいない廃墟感を出す為に道具にして利用しても良かった あと状況がコロコロ変わり不自然。途中で読むの止めたんで0点 お前の作品は読みにくい 【得点】 3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:3点 ■▲▼ 不良品 そこにも一つのゴミがいた 悲しい目をしたゴミだった もうあれは動かない もうあれは使えないだろう だってゴミだから 捨てられてゴミになった 役に立たなかったから捨てられた だが そこにはゴミを見つめるものがいた そのゴミを必要とした 何かに使おうとした そのときゴミはゴミではなくなった ぎこちなくも立ち上がり ゆっくりと動き出した そしてついに見えなくなるまで歩いていった 僕のところにも誰か来ないかな・・・ 僕はジャンク 誰か拾ってくれるのを待つ ゴミハシャベレナイ 183 名前:不良品[] 投稿日:2007/01/23(火) 23 49 21 ID xi0woeif 【コメント】 193 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2007/01/28(日) 00 50 17 ID +36XuYXm 183 :不良品:うーむ、2点、 って、全部3点にするかって、悩んで…… ロボットもの、SF基調が好きって基盤があるから、マイナス一点。 残さされた意識の、ゴミ具合が判ればという、欲張りな気もしており、…… 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 183「不良品」 立ち上がって歩いていって喋れない。分からない。 スターウォーズのR2-D2みたいなものだろうか。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 183 :不良品 -出だしから「そこにも」と言われてもなぁ。中盤が良い、だが後半が糞 1点 【得点】 6点(準チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2:3点 ◆UnderDv67M:1点 ■▲▼ 離再来流 「豚に棄てるところが無いのは本当で 肉と腑はもちろんのこと 耳から足 果ては骨の髄まで あますとこなくいただける」 一度は離れた彼女が 「それなのに私たちは たくさんのものをつくり たくさんのものを無駄に棄てている それについて考えたことある?」 再び 「とんでもなくバカみたい 私たちこそ いらないものだって 思わない?」 戻って来て 「だけど ね だからって棄てちゃうのも勿体無い ならせめて 有効活用しないと この意味 分かるよね?」 流させる血 「君もリサイクル しなきゃ ね」 184 名前:離再来流[sage] 投稿日:2007/01/24(水) 02 30 52 ID H/I6el2i 【コメント】 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 184「離再来流 」 一読してちょっと吹いちゃったんだけど、よく見ると言葉遊びにもなってる。 うまいっ! 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 184 :離再来流 --- そうだよなぁ、やっぱ豚は素晴らしい動物だよなぁ やっぱり豚だよネ 2点 【得点】 4点 あばらや ◆61ynRipd12:2点 ◆UnderDv67M:2点 ■▲▼ 言葉 貴女 ニ 贈 タ 言 ノ 葉 心 ノ 奥 落 チ テ イ ル ノ カ ? 溜 メ ル ナ イ 早 ク 捨 テ テ 言 ノ 葉 ナ マ モ ノ 185 名前:言葉[sage] 投稿日:2007/01/24(水) 17 37 12 ID wjmoBo/U 【コメント】 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 185「言葉」 なんじゃこりゃ、暗号文?うーん・・・解けませんでした。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 185 :言葉 -- 心うんぬん糞つまらねんだけど?心配せんでももう吸収&排泄済みだよボケ ■▲▼ リサイクル・ブタ ブタは太るか死ぬしかない 死んで困るブタならば 食わせて食わせて太らせて 死ぬまで食わせてやるしかない 飼い殺し飼い殺し飼い殺し だからニートはなくならない ゴミを捨てずに溜め込んで いつか町中ゴミ御殿 だけどゴミはゴミのまま 積もり腐って嫌われる 捨てちまえ捨てちまえ捨てちまえ 捨てる神あれば拾う神あり 回収ゴミはエコ資源 叩かれ砕かれ潰されて おまえら人生やり直せ やり直せやり直せやり直せ 飛ばないブタはただのブタ 飛んでもブタはブタのまま 同じブタなら飛ばなきゃそんそん 飛びだせ飛び込め飛び立てニート それで落ちたら食ってやる 186 名前:リサイクル・ブタ[] 投稿日:2007/01/24(水) 18 52 54 ID CY1Wr42i 【コメント】 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 186「リサイクル・ブタ」 なんかブタネタ多いね。これはでもパンクの歌詞みたいでいい感じ。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 186 :リサイクル・ブタ -- をぃニートなんかと比べるなブタさんに失礼だろ!!!最低!!死ね!!! 【得点】 3点 螺旋┘竹輪 ◆FCwxSNTwx2:3点 ■▲▼ 浮屑 そして歳月は眠り惚けることなく 絡まったまま質量を増大させ 漸進主義に頸木を打つのだ Old Friend、本棚深くしまわれた記憶は色褪せ、四季の移り変わりに鼻糞が半べそを掻く 偏った速度は色彩を無くし、血を濁らせた眼球の彷徨う自堕落な日々 負け犬の遠吠えは俺で、耳を塞ぐのは人間と限らず、冷えた深海を漂うような 溺れながら死への衝動は、光への生産を伴う苦痛で、堕胎の恐れはゆらぐ木漏れ日に支えられ 思考がつかんだのは虚無で、黄昏た右耳は言語の意味を消失する ドス黒い闇の裂目に太陽を見付けた 鶏は血を流しながら鳴き続ける 俺は四つん這いで這いずり回る 頭上を這うセンチメンタルに誰が陶酔しえよう 来訪者の差し伸べる手に誰が安堵しえようか べらぼうめ 諸原理の風吹くなか、構造的欠陥を補う為に奔り続けるのが愛ならば 爛熟を余技なくされ彫りの深い陰影にまどろむ両極は相対的に反射し合い 夕闇に思惟を贈与され、膨らみ肥大化した観念は六天に遊び あるがままでなくなされるままの実在が荒波に揉まれる間に 四次元の解答を得られぬまま、リビドーの矢は折れ、失速する 月が涎をたらす頃、夕陽の様な朝陽を迎える ドス黒い闇の裂目に太陽を見付けた 鳥は羽を折り畳んだまま鳴き続ける 俺は穴を掘って泥だらけになる 俺は虚空を漂う一塊の浮遊物で ほんの些細な出来事に惑わされ 闇の中を突き抜ける 一条の光に浮かぶ 塵芥が俺です 屑が美を舐めようとした成れの果てが 俺です 187 名前:浮屑[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 23 57 09 ID S0QfVFi0 188 名前:浮屑2[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 23 57 41 ID S0QfVFi0 【コメント】 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 187「浮屑」 もっと力を抜いたほうがいいと思う。音が割れてハウリング起こしそう。 202 名前:ゼッケン ◆ZkkenDgUE6 [] 投稿日:2007/01/29(月) 04 32 20 ID RQ3pHS/4 187-188 :浮屑 に1点 ゴミとは過剰さであることを言葉の過剰によって表現している 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 187-188 :浮屑 --日本語って複雑!!コレ詩か?このままポエ板限定での御健勝を祈っております 291 名前:穢土 ◆34law0hz56 [sage] 投稿日:2007/01/31(水) 23 46 57 ID fI5XDqzB 【浮屑】書きました。オレレレです。 投稿時間を見ればわかるようにあの作品は〆切り直前に提出しました。 つまり未完成。お題が好みだったのと題名を暖めていたのと納得な作品に仕上げようと思っていました。 けれど間に合わずに散々な眼に合いました。シナの地においては釈尊は浮屑(ふぉー)を呼ばれるようです。 真意は知らんがな。 deあばらやさん:毎回、同じようなことを云われるのだけど改まらない俺はどうしましょうか? 兎角、ありがとー TSUGIアンダーさん:そんな冷たいこと云わんといて♪ sonotsugiゼッケンさん:遠慮なく1点を戴きます♪かはっ ではマイヨトケ 【得点】 1点 ゼッケン ◆ZkkenDgUE6:1点 ■▲▼ 愛が消えたとき 僕は縛られていた 固いロープで目の粗い麻袋の中で 誰かが僕を引きずり歩いている 何故だか体の感覚はない そして眠い ぼんやりと どこへ運ばれているのか考えていた “娘の事見捨てないで下さいね” ぽかんと浮かんだセリフが 肉体の重さを呼び起こした 各所に鈍痛が ぐわんぐわん鳴るはっきりとした痛みが 血流の熱さが ドクドクと波打ってる 僕は頭痛を抑えてでも その言葉を投げ返さなければならなかったのを思い出した お義父さん きっとあなたは あの人を何度も見捨ててきたんだろう 僕は投げ出された拍子に 麻袋からゴロリと露出した のぞき込んだ人が誰だかわかると 僕はふっと微笑んだ その顔を彼女は冷たく撫でながら はぁと温かい息を吹き掛け口づけた 僕は君を守らなければと 思い上がっていたのだ どことなく影のある彼女が好きだった 自分が尽くすことで 聖者に成り上がろうなんて 優越感を越えたライン 飼い殺された爆弾は 僕の中で爆発する 何度も何度も爆発する 僕はシンカンを抜こうと努力してきたが しょせんは幻想だったのだ 妄想と手を取り合い 見守るつもりで“いつかは”なんて事を 君に押し付けてきたのだ だから君は僕の中に入ってくるけど 爆発 爆発を繰り返す だけど肉片は飛び散らずに 僕と言う入れ物の中に隠される 僕の中身はぐちゃぐちゃだ 彼女の唇には僕の血が 長い包容が終わると 彼女は無言で麻袋を締めはじめた 「…さ、ようなら…」 別れを惜しんだのではない ただ本当な別れの言葉だった 一瞬手をとめた彼女は ギクリとしたのか わからないけど 涙を流したようにも感じた わからないけど 僕は疲れはて 彼女を見捨てたのだ 彼女にとっても その時から 僕はただの役立たず 愛でも憎しみでもないそ 存在に成り下がるのだ 彼女がいそいそと作業を進めるのを ぼんやり目に映していた ――あるいは君の中に僕という刻印を刻むのかも―― 僕は再び 暗闇に包まれ 埋められた 君の愛撫を思い出しながら 189 名前:愛が消えたとき(1/3)[sage] 投稿日:2007/01/27(土) 23 03 48 ID BRq31Rmg 190 名前:愛が消えたとき(2/3)[sage] 投稿日:2007/01/27(土) 23 15 00 ID BRq31Rmg 191 名前:愛が消えたとき(3/3)[sage] 投稿日:2007/01/27(土) 23 32 24 ID BRq31Rmg 【コメント】 193 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2007/01/28(日) 00 50 17 ID +36XuYXm 189 :愛が消えたとき(1/3):1点 出だし3行で落ちまで書いてしまっている。すごい掴みのアルで出し。 それなのに少々読み辛い身体。 なので、いってん 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 189-191「愛が消えたとき」 埋められるほど酷いことしたのだろうか。彼女の感情が伝わってこない。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 189-191:愛が消えたとき -------長いのやだ 目に悪い PASS 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ Chameleon ぎっちら ごっちら ぎっちら ごっちら 時計の音は遠くへわたる かすになって たばになって さようならも言わないままに 櫂を漕いで行ってしまう ぎっちら ごっちら ぎっちら ごっちら 息を吸い込み 止める 深く潜る 飛行機の飛ぶ音 風の過ぎる音 ゆっくりと 赤ちゃんをベットに寝かせるように そっと吐く それから 新しい生活のことを考える ぎっちら ごっちら 使い古しの昨日が地球を廻って 新品の明日になるまでの そのわずかな間 192 名前:Chameleon[] 投稿日:2007/01/27(土) 23 52 46 ID RzowQA98 【コメント】 193 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:2007/01/28(日) 00 50 17 ID +36XuYXm 192 :Chameleon:2007/01/27(土) 23 52 46 ID RzowQA98 ぎっちら ごっちら ぎっちら ごっちら 1点 こういってんも、ほしかった、オノマトペいっちばん! 200 名前:あばらや ◆61ynRipd12 [sage] 投稿日:2007/01/28(日) 16 34 53 ID jVKl/EKd 192「Chameleon」 難しいですねこれは。カメレオンというからには色を変える何かがある筈。 でも見つけられず。なんか分かり易いヒント下さい。 203 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2007/01/29(月) 16 51 19 ID XDiyqcNT 192 :Chameleon 渉るはいいが木製かよ。。24時を過ぎても新品も糞もないとは思うんだが。1点だけあげる。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ◆UnderDv67M:1点 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/461.html
作成中です・・・ ページ:1 2 作品 ■▲▼ ため息の日は 世は晦日 62 名前:ため息の日は 世は晦日 [] 投稿日:03/12/03(水) 04 22 ID xBtu3PCu 過ぎし日の ほこりたててる 大晦日 縁のない 掃除嫌いの 孤独り者 閑話にて 好悪封緘 夢中の竜 愚かなり ただ幸運で 生き延びて 予見無き 光芒四方に 交錯す 操られ 奈落に飛ぶか スポットライト ちょっと見たいや 気迷いや 腰浮かしたり 追いかけていき 息切らし もがく悔しや 私なのだが それも歓 一本道 きずくちを 抑え見廻す 暦の夜 ごめんよと 謝りながら また一歩 パンツ見え 生きてるなぁと 大根足輝 感謝人生 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 17歳 64 名前:17歳 [] 投稿日:03/12/04(木) 12 03 ID hBbSlct4 心惑いてひねもすの 君を抱きてよもすがら 図書館を足音忍ばせゆく君の スカートふわり椅子に舞い 笑顔きて 伏せる睫の愛おしさ 妖しきまなこ聖女の姿 戯れの君に踊りて狂う日の 夢の尽くまで 中年の 枯れし心の我なれど 自棄な暮しの我なれど 猛々し肉に溺れをり 心惑いてひねもすの 君を貪りよもすがら 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ セーニョ「M」 65 名前:セーニョ「M」 [] 投稿日:03/12/05(金) 02 23 ID Bec2FaYe 指揮者が構えているのである さあ出せよ 早く出せよと 目を開き 僕は恐らく自由の国の住人であるから (しかしこれは一概にそうとも言えないことを 最近思い知ったのであるが) 誰かに作られた枠組みの中で答えを出す事ほど つまらないことはないと思っている 無茶である ただ一方でその枠内で答えを出さなければならない事 また出せば喜んでもらえることを経験してきた 常識人 僕は幾度となく内の思いを包み隠して そうしてうまく人生やってきたつもりである 嫌なんだ 別に奇をてらうわけでも 反発したいわけでもなくて 他人にあわせている自分が嫌だ 臆病なんだろうね 臆病なんだろうね うるさい 知っているさ 66 名前:セーニョ「M」 [] 投稿日:03/12/05(金) 02 23 ID Bec2FaYe 肉じゃがが好きなんだよねと言われて はいと答えて まだまだ食べられるよねと言われて はいと答えて はいと答えて はいと答えて noと言えればいいのだけれど 喜ぶじゃん 笑顔になるじゃん はっきり言おう 肉じゃがはそんなに好きじゃないし 僕は意外と少食だ もっとはっきりと言え 肉じゃがは嫌いだ これ以上食べられるか 五七調の詩なんて書けるか 七五調の詩なんて書くもんか 例えば僕がもしくはあなたが 俳句を一句詠むとする そこに無限の可能性は 生じ得ない だって 冒頭の指揮者はしたり顔で 四分の四拍子であわせてくるだろう 僕は嫌だね 出来レースだもの 67 名前:セーニョ「M」 [] 投稿日:03/12/05(金) 02 24 ID Bec2FaYe そうして結局今夜も僕は 自分を軽蔑する事になるらしい 考えてみれば臆病で自分の思いもろくに言えず 常に他人の顔色をうかがっている 僕自身が大好きだ 嫌だけど嫌じゃない そう僕は本質的に ダルセーニョ 今日もまた 真円の中で 生きていく 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 木 68 名前:木 [] 投稿日:03/12/05(金) 21 27 ID WvSqBo9x 木の下で 寝ている子らよ 君たちは どんな未来を 夢に見る 君が寝ている 傍の木は 君が生まれる ずっと前 ずっと前から ここにいる いや僕の 生まれるよりも ずっと前 ずっと前から ここにいる いやもっと ずっと前 先祖の先祖 の先祖の 先祖の先祖 言葉では 伝えられない ずっと前から 根付いてる 聞こえるだろう 君らにも 木の息遣い 木の声が 感じるか 感じるだろう そよ風が 君ら撫ぜてく 太陽が 君らを抱いて 流れてる 空の川 鱗雲 今は寝よ 深く眠れよ 夢に見る その未来 心に抱いて 木の下で 寝ている子らよ 君たちは どんな未来を 夢に見る 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 埋もれ月夜 69 名前:埋もれ月夜 [sage] 投稿日:03/12/06(土) 03 22 ID mBAw6+kw 積もりきり はらにたまって 泥まじり けれどもうまく こうらをわって のうみそを 舌で転がす如くに月を いっしょにゆっくり ゆるりとみよう あたまをふるわすその声と よどんだひとみを ながめつつ ぼくらもいつか と こどもたちが 延々と ささやきうたう うたをみる 水曜日のと 火曜日のと じわりじわりと さかのぼり もどりもどって 土曜の夜は 柔肌を とてもとてもと 固くして きっとそいつを いやらしく 忘れられない ものにしよう かわいた唇 かさねつつ はなれてゆくよ 恍惚は ぼくらのもとから せかいのもとから きえてはなれて ぬまちにひそむ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ チロ 70 名前:チロ [sage] 投稿日:03/12/06(土) 17 09 ID yj0sEu92 庭木の影が伸びてきて 月が明るい夜と知る 僕は寒さに身をすくめ 雪も近いと予感する 君のお墓に初めての 長く厳しい冬がくる しんと静かな雪の夜 音無く君が歩いてる 声無く君が鳴いている 僕は布団に包まって 朝の訪れ待っている 君と寄り添う夢の中 ぱらぱら綿毛白むく毛 小鳥の集う軒下に 君の寝床があったのだ 小春の日々が春になり 夜の長さが擦り切れる 君の生まれた日のように 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 声 71 名前:「声」 [sage] 投稿日:03/12/06(土) 22 44 ID XM1GpURC おいでゃ おいで ことぅばが 降りさして来たかたぅ 川のわか 月の西 ボールをあけて きやりと戻ぅ放物線に あ目らふす あしあとの あしあとの 城壁ぬあせがかた あしあとの声 はたアラハバキ はたエンキドゥ はたライラック 叫びぐりぬむ おいでゃおいで いなばゃいんで あまの岩戸の 一本からしゃ あしあとの くきやかなるぬ そのいっぽんの (以下欠落) 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 時の本質 72 名前:時の本質 [sage] 投稿日:03/12/06(土) 23 06 ID XO5TOCTO 茫漠の世界は目覚め 始まりの 記憶される、音の行列 対になる 心音と 変化する世界 奏でる時の発声は くらり、くら。 くらくら、くらり、くらり、くら。 雨、風、太陽、星の動きが 鼓動して 反復せずに、歪みだす 音、散る時に再生し 伝え得る ぱらり、ぱらぱら、ぱら、ぱらら。 変化する流れの記憶 歪みだす 体の中で ととん、たん。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ツンドラ 73 名前:ツンドラ [] 投稿日:03/12/06(土) 23 43 ID q3TFz9GV ぱりりきこなす 燕尾服 死装束は きらきらと ぎょしゃにめいずる 宮殿へ われは背徳 ギャンブラー これは夢では ありませぬ ただ戦役で ござります 資産四散 しようとも 春秋逡巡 しておれぬ 二階の娼婦は ばかなひと 涙ながして 縁渡す 夜曲はいとしき ものなれど 誓うことなど ありませぬ われに迷いは 消えました われの迷いは 消しました うつよのひかり 吹きけして 夜光あつまる 宮殿へ 夜光あつまる 宮殿へ われは背徳 ギャンブラー 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/310.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ 2 2ゲット 440 名前:2 [sage] 投稿日:05/01/24(月) 22 23 44 ID sZalhh8s 【コメント】 461 名前: ◆BMUY4kpnqU [sage] 投稿日:05/01/30(日) 19 58 56 ID ccHBQzY8 440 2 2をゲットすることの、楽しさとは?? ……とか、考えてしまったが、だからといって、別に作品として評価を しているというんじゃない。 466 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/30(日) 23 16 14 ID G94b9l38 440 ぼくは、モチーフとして、これは悪くないと思います。たださ、最近 は2ゲットするにも、いろんな工夫をしてるよね、みんな。例えば絵文字をこ とばだけで表現するとか、いろんなバリエーションがありそうで、それならば このモチーフでチャンプを狙えたかもしれん。 488 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/01/30(日) 22 33 42 ID sjdG80Tb 440「2」 はいはい。 ■▲▼ 2つの称号~惨めか勇敢か~ 何か考えが浮かんでも ただ内心語ってみたくて それが誰かの何かに 届けばいいなと思う所望 周りから見たら俺は格好つけ 自分から見たら勇敢な英雄 称号が2つある俺だから 失う物はないだってプラスマイナス0 ほぅらこんな考えができる俺最高 万歳!自分の器のでかさに 万歳!最高な俺の最高な称号 2つの称号2つの名誉 442 名前:2つの称号~惨めか勇敢か~ [sage] 投稿日:05/01/26(水) 21 19 30 ID CIIKn67e 【コメント】 461 名前: ◆BMUY4kpnqU [sage] 投稿日:05/01/30(日) 19 58 56 ID ccHBQzY8 442 2つの称号~惨めか勇敢か~ そんなによろこばしいことが、何かありましたか。??? よくわからなかった。 466 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/30(日) 23 16 14 ID G94b9l38 442 2つの称号は、裸の王様的な自分を揶揄していて、それを無理矢理な ポジティブシンキングで、2つの名誉にしちゃったのかなあ。どちらかという と、自己を嘲笑しているのか。自虐や傲慢、戯画化など、効果的なバリエーシ ョンは、いくらでもありそう。 488 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/01/30(日) 22 33 42 ID sjdG80Tb 442「2つの称号~」 あなたのあなただけの問題を普遍にまではもっていけてないかと。 どーでもいい他人のお話としてしか読めなかった。 ■▲▼ 未来を視た 未来を視た 急いできたので全部落っことしてきたところで 電気 滑車 線路 四肢 体躯 なあんにもないところで 顔だけになっちゃって 未来を視た 未来はふたつのまっすぐな脚で立って ふたつのギョロ目で あとはなあんにもなかったかもしれない ああ 縄文のまっすぐの未来 未来は行っちまった くるっときびすを返して まっすぐすたすた行こうとして 待ってくれ 置いてかないでくれ あわてて呼びとめると 未来の背中にもひとつ顔があって まっすぐのギョロ目が にかっと笑った 驚いて見開いたまんまのふたつの眼を いつまでも 閉じたくはなかった 443 名前:未来を視た [ ] 投稿日:05/01/26(水) 23 47 19 ID WJg2KC9M 【コメント】 458 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/01/30(日) 11 14 54 ID JPCxGrQh 1点 443 :未来を視た :05/01/26 23 47 19 ID WJg2KC9M そうだね。オレの未来もブリキのように居心地が悪そうだ。 462 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/01/30(日) 20 00 36 ID ccHBQzY8 443 未来を視た おもしろくもなりそうな気がするのだが……。 説明不足だと思う。読者……というか、わたくしのことを、置いてきぼりである。 具体的なこと、そういう描写をも、書きこんでいったほうが、いいのではないだろうか。 466 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/30(日) 23 16 14 ID G94b9l38 443 擬人化された未来と、それを見つめる作者という、単純な絵、だね。 ただ、その地平に横たわるもの、それが何も書かれていないもんだから、読者 としては、どこにも入り込めない。 488 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/01/30(日) 22 33 42 ID sjdG80Tb 443「未来を視た」 いかにも現代詩入門に載ってそうなテキストだと思った。 これもあなたのあなただけの問題といえそうだが、 442とは違って具体的に描いているだけにおもしろく読めた。 ありきたりな寓話を乱暴で下手糞なマンガ仕立てにした感じ。 最後の眼だけでのフェードアウトは印象的。 503 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:05/02/02(水) 20 54 49 ID JhXfQF+H みなさん、乙&オメ、でした。今回『未来を視た』を書きました。 例によって締め切り日を間違えて、「やべえ間に合わねえ」とあわてて投稿し た作品なので、準チャンプは嬉しいプレゼントで、どうもありがとうございま した。 さて、この詩は、岡本太郎の『未来を見た』を詩にしたものです。 ttp //www.new-york-art.com/taro-I-Saw-the-Future.htm この詩の感想ですが、絵に寄りかかりすぎてしまったかなあ、と。もっと詩だ けで雄弁に語らなくてはいけませんでした。 それにしても、全ての審査員が「この詩には何かある」と感じたわけで、皆さ んスルドイ、と感心することしきり、でした。 【得点】 3点(準チャンプ作品) ななほし ◆lYiSp4aok.:3点 ■▲▼ じゃんぴんぐにーどろっぷ ぜろの器いちで満ち、にであふる、みよう見真似でごむつけた、しちゃった後でくじゅうの選択。 ちきちんちきちんちきちんちん とかくらくちん、にどね、にまいめ、にまいじた、 出あってすぐににかいした、 基本のステップにじゅうらせん、 くるくる踊っておどけてほどける絡んでほどけぬ縁結び、神さまかたむすび。 ずっちゃずっちゃずっちゃっちゃ 熟れたバナナをにちゃにちゃ頬張り 縦巻きロールの女の子、 にいちゃんあそんでいかへんか、いっしょににちゃんしいひんか、 せんならええで、ひとりでうたう、 にほんこくけんぽう第二章 せんそうのほうき、えいきゅうにほうき、せんりょくはほじしない、くにの交戦権はみとめない、 にほんじん、けんかするならとしゅくうけん、さばくじゃんぐるまてんろう、 ほわいとはうすにてんあんもん、めいしいちまいすかさずとりだし、にほんこくけんぽう奥義、 どもどもどもどもどもどもどもども くろまによんにものもうす、 なんばーわんよりおんりーわん、 くには金輪際せんそうせんさかい、われ、さつたばでしばいてせきゆとってこんかい単身赴任。 してみると、いまはおんりーわんゆうてられへん事情があるんやろ、ぶろっく化。 なんばーつーで泥かぶりますさかい、あらためてさかずき受けなおさせてください、ちゅうことやろなあ、 ばなな食うか、くろいとこイヤならくわんでええで、ここがうまいんやけどな。 わーおわーおわおー ふるいつきあいだいじにしたい、でもあの頃のあなたは文句ばかりで、 ちょんまげ、やめちゃったんだね。 好きだったのね、ちょんまげが。でもわたし、あのひとに出会ってしまったの、 強引にひらかされたわ。 そして目覚めたの富国強兵、わたし、あのひとのようにつよくなってみたかった、 もうすべては言い訳ね、許してとも言えない。 きっと、あのひとが欲しかったのはわたしのこころじゃなかった、あなたの誇りでもないわ、 あのひとは自分が何者であるかを常に確かめたいだけ。 さいきん、あのひと、わたしたちを天秤にかけようとしているわ、 あなたも知ってるわね。 だからわたしもそうしようとしたけど、フ、やっぱりわたしあのひとのことが日米同盟強化。 でも、でも、わたし、あなたのことも忘れたことなかった三国志根強い人気。 あなたとわたしとあのひとの間に決着なんてありえないのね、永遠に わたしたち出会わなければマントル対流。 るー、るーるるるー ほどけて絡む。 445 名前:じゃんぴんぐにーどろっぷ 1/3 [sage] 投稿日:05/01/27(木) 00 27 38 ID t0G1fXP/ 446 名前:じゃんぴんぐにーどろっぷ 2/3 [sage] 投稿日:05/01/27(木) 00 29 13 ID t0G1fXP/ 447 名前:じゃんぴんぐにーどろっぷ 3/3 [sage] 投稿日:05/01/27(木) 00 29 52 ID t0G1fXP/ 【コメント】 462 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/01/30(日) 20 00 36 ID ccHBQzY8 445-447 じゃんぴんぐにーどろっぷ 登場人物は、ねじれているようで、結構、正統派の、うたうたい。そういう気がした。 おもしろいような気がする。でも、気がする、というだけであるような気も、少しする。 何かの舞台の一場面として、良いかなぁと思ったりした。 465 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [] 投稿日:05/01/30(日) 22 54 04 ID sjdG80Tb (1点) 445-447 じゃんぴんぐにーどろっぷ こんなものはネットの落書きだこのオナニー野郎。 ネットを粉砕しろ。詩を宇宙送りにしろ。お前自身の顔面にニードロップをカウンター。 昔俺が書いたものにちょっと似てるという理由で1点献上。おもしろいだけで満足させるな。 467 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/30(日) 23 18 14 ID G94b9l38 445-447 特に戦争の部分なんか恋愛と絡めてて舌を巻いたんだけど、ぼく は敢えてキビしい意見を述べたい。ジャンピングニードロップって、大技だよ ね?高く跳んで鋭い一撃を喰らわせる、タイトルに沿ったことば運びを求めた い。これじゃ緩勾配を登っていくトロッコ列車だよ、このタイトルにした意味 がない。ぼくは詩に芸術性を求める類の人間ではないが、これは高めることが できる作品だと思う。 488 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/01/30(日) 22 33 42 ID sjdG80Tb 445~じゃんぴんぐにーどろっぷ 数え唄みたいな書き出しで掴みはOK。言葉の氾濫が気持いいね。 でもこういうのってきっと誰にでも書ける類のものじゃないかな。 書いてみてごらん。たぶん、書けるから。実際、俺は昔、よく書いた。 日本人の体に染み付いたリズムにノってテキトーに殴り書きすればよろしい。 おもしろいんだけどね、単純に。 でも詩というよりはネットのカキコかな、と。 501 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/02/02(水) 02 33 26 ID hYZM2klg じゃんぴんぐにーどろっぷ、書きました。 Canopusさん、脇さん、直観太郎さん、コメントありがとうございます。 自分をまやかしであまやかしてごまかしませんように。 構造と質量、風景にカルシウム、言葉にマッスル。 【得点】 3点(準チャンプ作品) ◆AkLpDEqeQc:1点 直観太郎 ◆4JTlbL77lY:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 二面性についての考察 「武士に二言はない」ってえらそうに言った二重螺旋のくせに、 二次関数との交点が1点ばかりじゃなかったのだ。 二重真理説を唱えて、しきりに逃げようとしたけど、 それはまったくの二枚舌でしかない。 二号扱いはごめんだと、二重人格の煮魚が、 二重あごした二重まぶたの青二才ににじりよったら、 煮っ転がしで手を打たないかと二重帳簿を持ちかけてくる。 思わず二重丸を書いてしまった両面体は すっかり二次感染してしまい、二重唱を歌うはめに陥った。 ああ、なんて世の中は二重構造になっているんだろうか? 448 名前:「二面性についての考察」 [sage ] 投稿日:05/01/27(木) 21 05 28 ID LThr7axL 【コメント】 458 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/01/30(日) 11 14 54 ID JPCxGrQh 1点 448 :「二面性についての考察」:05/01/27 21 05 28 ID LThr7axL アイデア面白そう。まだ、もう少しよくなる?? 462 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/01/30(日) 20 00 36 ID ccHBQzY8 448 「二面性についての考察」 がんばっているなぁと、思ってしまったので、そう思わせてしまったところが、 イケナイかなぁと思う。 ところで、世の中は、二重構造、なのでしょうかね。 467 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/30(日) 23 18 14 ID G94b9l38 448 投稿作の中で最も2が沢山でてきました。ただそれは、読者にとっては ああ、やはり出てきたなあ、という予想範囲内の詩であるわけで、さらに驚き とか、面白みとか、そんなものを求めたいです。 489 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/01/30(日) 22 34 16 ID sjdG80Tb 448「二面性についての考察」 そんなに「二」を出すと、二が弱くなる。 二を無意味化しようとしてるわけでもなさそうだ。 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 瓢箪池 空は晴れ 何も無い午後 平和に一人歩き 風は温く コートのポケットから 手カメラ出して ズームイン 常緑樹鮮やかに 寄り添って歩く いいなあおい 無言 どこまで本気やねん フレームアウト 俺落葉樹やね 今春待ってるところ こないだ裸木になったところ 力を貯めている 蕾とかでね 再びズームイン 池に浮く鶴とらえて ああ2が一杯浮いとるわ やらしい顔して 時々パッと飛び立つ むっちゃ笑顔やんか フレームアウト 教えたろか 俺らがあいつらみたいに 飛び立たれへんかったんはな だって考えてみ 俺らのボート普通の手こぎやってんで 俺そんなん嫌やねんもん 449 名前:瓢箪池 [] 投稿日:05/01/28(金) 01 01 30 ID a5XeCfHb 450 名前:瓢箪池 [] 投稿日:05/01/28(金) 01 02 37 ID a5XeCfHb 【コメント】 462 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/01/30(日) 20 00 36 ID ccHBQzY8 449-450 瓢箪池 情景が浮かんでくるし、そして、その切り取り方がおもしろくて、思わず頬笑んだのだが。 450のほうが、よくわからない。嫌やねんもんと言われても、感情移入も出来ないまま、 首をかしげて読み終えた。 467 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/30(日) 23 18 14 ID G94b9l38 449-450 切り口としてはこれがいちばんでしょう。なかなか思うようにい かない焦燥を、のどかな公園風景や笑顔の中でユーモラスに語っています。一 方では推敲が足らないかな、と思わせる部分もあって、「一人歩き」がいつの 間にか「俺ら」と二人に増えてるように思われますが、如何? 489 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/01/30(日) 22 34 16 ID sjdG80Tb 449~「瓢箪池」 俗悪な世界観が嫌いというわけではない。 ただなぁ、民放ぽくない詩が見たいなぁ。 492 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/02/01(火) 05 39 02 ID foBbEQL6 489の「瓢箪池」に対する「民放ぽくない詩が見たい」は 「NHKぽい詩が見たい」という意味ではないので念のため。 ではどういう詩が見たいのかというと、 たとえTVぽい詩であっても、TVの画面枠をはみ出しているような詩が見たい。 現実に根を張っている詩とは、そういうことだからだ。 実体験に基づいていても現実に根を張ってはいない作品、なんてのはよくあるもので、 それは作者の現実が、TV画面の枠内にあるからだ。 504 名前:Lights [] 投稿日:05/02/02(水) 23 18 46 ID 28boLejy 瓢箪池を書きました。公園を歩いていて、池に浮かぶ鶴のボートを見た時に、甘え倒す彼女がおったなあと思い出しまして。 鶴のボートは共同作業やしいいなあと。今度からはあっち組になりたいなあと。 でもなかなか難しいんやね、そういう子に出会うのは。どうしても甘えが出る。理想が高いんかな。 なんか書き終わってからむなしくなりました。 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 ■▲▼ 10 0 1 10、、、 0 1 10、、、、、、 10、10、10、10、、、、 0 1 10、、、 0 1 10、、0 1 10、、0110、、0110 011001100110011001100110110 「011011100101110111100010011010」 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 10!10!10!10! 451 名前:10 [sage] 投稿日:05/01/28(金) 23 41 52 ID flimDPQg 【コメント】 462 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/01/30(日) 20 00 36 ID ccHBQzY8 451 10 見た目を楽しむのか、リズムを楽しむのか。意味をさぐることに楽しみがあるのか。 10…は、2ですね。そして…? わたしには楽しめなかった。 467 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/30(日) 23 18 14 ID G94b9l38 451 ああ、これが2が最多か。二進法だね。PC上の何かを訴えたかったの かもしれないけど、ぼくには作者の意図は汲み取れませんでした。でも、一句 浮かんだよ。「猪木になりきれない春二番」お粗末でした。 489 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/01/30(日) 22 34 16 ID sjdG80Tb 451「10」 そんなに0と1を出すと(略) ■▲▼ それは定常かい?? ひとつはすべて みっつははじまり 終わりはゼロ 世界は一つと 言うけれど それは はかない はかない 身勝手な人間の 希望(ねがい) ちいさな出会いや 別れの繰り返しが 大きな二つの対極に 分離(わかれ)て行くらしい そして人々はカネの話ばかりしていて そう 私は私として生きていたいとか 虚空ゼロの発見や レンアイや ほんの少しのお金が必要 あなたはすべて だれかは広がり ゼロは妄想 世界は2つ きっとだれかと あなた 452 名前:それは定常かい?? [] 投稿日:05/01/29(土) 00 06 17 ID ebE6/70f 【コメント】 462 名前:脇 ◆eBWUIXUMPI [sage] 投稿日:05/01/30(日) 20 00 36 ID ccHBQzY8 452 それは定常かい?? この作品は、出来そこないだと思う。だが、一読した中では、一番、心にとまった。 シンプルさが足らないかと思う。書くときの、心の静けさが足らないかと思う。 今回、参考作品ということでなくても、この作品には、わたしは点をいれないが、 今後のいつか、この作者の作品に、わたしは点をいれるかもしれない、と思っている。 467 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/30(日) 23 18 14 ID G94b9l38 452 おお、なかなかカッコいい。数字を使った、世界の判じ物ですね。た だ、作者にとってこの作品を消化しきれない部分が多々あって、そこは読者と しては大きな謎となって残ってしまいます。ほんとうに作者の言いたかったの は2、3連めで、他はイメージだけで考えてもいいのだろうけど、読みとばすに はファクターがでかすぎる。審査対象外ですが、番外の1点さしあげます。 489 名前:直観太郎 ◆4JTlbL77lY [sage] 投稿日:05/01/30(日) 22 34 16 ID sjdG80Tb 452 ひとつは自分、みっつは結婚、とか読んでみる。 しかしどうにも説明的。詩的飛躍とかいう言葉が懐かしくなった。 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/554.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 十人十色 49 名前:十人十色~その1~ [] 投稿日:03/04/01(火) 19 51 ID FD1F/khJ 人間が十人いた ある人間は空を飛ぶことを願った ある人間は最高の力を持つことを願った ある人間は素晴らしい知能を持つことを願った ある人間はこの世を支配することを願った ある人間は永遠の愛を願った ある人間は永久不変の美貌を願った ある人間は平和な世の中を願った ある人間は楽しみの耐えること無い一生を願った ある人間は孤独を願った 50 名前:十人十色~その2~ [] 投稿日:03/04/01(火) 19 55 ID FD1F/khJ そして、ある人間は永遠の命を願った 人の数だけ夢はある どの夢も美しい そして平等だ そう、平等。 どんな夢にも叶う権利はあるし それは犯されることはない だからあなたが今思っている夢は 誰にも邪魔される権利は無い どうせ一度きりの人生 自分の夢のためにバカになっていいんじゃない? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 桜散友別 51 名前:桜散友別 [] 投稿日:03/04/01(火) 23 35 ID V1L3w4Xe 桜並木の桜が散り始め、僕らもお開き。 卒業式直前に咲いた桜はもう散り始めた。 今まで事あるごとに四字熟語を造語した。 今回は桜散友別(おうさんゆうべつ)という言葉を考えた。 桜も散れば友、仲間とも別れる。 この言葉を思いついたのは、今日の朝方だった。 卒業式後にかける何かいい言葉はないかと模索した。 朝もやのかかる町の中、桜並木道を走り抜けた。 五枚からなる桜の花が、ひらひらと舞い花びらが一枚ずつ離れた。 友達が花びらに見えた。 不意に涙があふれた。楽しい思い出も喧嘩も失恋さえも美化する、 時の力に驚きながら丘の上で朝日を見た。 友達といれば楽しかった。思い出が増えるたび色々と造語をした。 楽思心刻(らくししんこく)。ありふれた楽しい時の思い出を心に刻むこと。 廃心友優(はいしんゆうゆう)。心が廃れているときほど友の優しさがしみる。 常席親友(じょうせきしんじゅう)。常に隣には親友がいた。 言い表せない思い出もあった。夜中の丘で天体観測。みんなでハモった社会の授業。 告白の順番を決めた、真剣勝負の柔道の授業。僕は結局三位だった…。 そんな日々を過ごした仲間とはこの後何度会えるだろうか。 一人で新しい世界を旅するのは怖いが、今の僕はきっと平気さ。 友達と交わした夢があるから。 「友限会社」をつくろう。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 六畳独間の焼きそば 52 名前:六畳独間の焼きそば(1) [] 投稿日:03/04/02(水) 00 00 ID B6qcszYB さてこれから焼きそばを作りながら、新しい慣用句でも考えてみようかな。そ うだ四字熟語がいい。そうだそうだそだ四字熟語ってのはいいね。熟って言葉 がなんだか焼きそばに合ってるよ。うふふふふふふ。でもあれだね。新しい熟 語って言い方はあれだね。変だね。熟してないのに熟語ってのはね。いいんだ。 だって、未来には熟するかもしれない言葉なんだからね。つまり、あれだよ。 「未熟晩成」ってことだ。ああ、早速一番目から素晴らしいのができたなぁ。 これは幸先いいぞ。幸先が、いいぞ。「幸先良好」ってとこだ。おお、これも 素晴らしいよ。素晴らしいよ、僕って。うふふふふふ。だいたい、あれなんだ よね。出来てすぐに熟しちゃうってのもあるんだしね。新しい熟語、いいじゃ ないの。そうそう。すぐに熟しちゃうってのもある。つまり「早熟少年」ね。 ちょっとこれは滑ったかな。あははは。まぁ、いいよね。うん、いいよ、いい よ、僕。誰にだって失敗作くらいある。誰だって失敗作くらい産むさ。「完壁 無用」ってところだね。さて、こんなことしている場合じゃないぞ。まずは豚 肉を切ろうかな。これ、安かったんだよね。うふふふふふ。スーパー「寿美田 屋」で1パック百五十八円で買っちゃったんだよね。うふふふふふふ。特売だ ったんだよね。うふふふふふふふふ。「特売豚肉」だね。でもこれは四字熟語 じゃないよな。うん、ないない。「特売牛肉」でも「特売鳥肉」でも何にでも 使えちゃうもんね。四字だったら何でもいいんじゃね。問題あるよね。でも四 字じゃないといけないのは、どうなのかな。差別じゃないのかな。うーん。こ っちのキャベツも1玉五十円の特売だったんだけど、「特売キャベツ」はだめ なんだよね。仲間外れなんだよね。四字じゃないからね。ふざけるな! って いうべきだよ、お前はね。なぁ、キャベツよ。お前はいうべきだよ。ふざける な! ってね。僕はどうでもいいんだけどね。それでもちょっと義憤は感じた。 53 名前:六畳独間の焼きそば(2) [] 投稿日:03/04/02(水) 00 04 ID B6qcszYB 「義憤空転」。まぁ、それはどうでもいいとしてね。次にはソースを作ってお くんだよね。中華スープを少量に、砂糖と醤油を少々加えて、ケチャップとウ スターソースをドバダバっ、と入れるんだよね。この、ドバダバっ、てのが気 持ちいいな。実は、この作り方で焼きそばを作るのは初めてなんだよね。昨日、 仕事場で、同僚の相崎さんの「女性自身」を読ませてもらってたら、お、「女 性自身」ってのも四字だね、これってあれなのかな、やっぱり、あれなのかな、 男性器のことを「男性自身」っていうようなものなのかな、ああ、ちょっとド キドキするね、まぁ、そのあれだ、その「女性自身」の中に、わぁ、「女性自 身の中」だって、なんだかわくわくしちゃうね、「女自穴中」。ちょっと強引 かな、これは。まぁ、そのあれだ、その雑誌の中に、正しい焼きそばの作り方 の記事がね、載ってたんだよね、それを見てその通りに初めて作るわけだけど、 これでもしもマズいのが出来たら、どうすればいいんだろうね。今まで僕が我 流で作ってた焼きそばのほうがオイシかったりしたら、僕はそれをどう理解し たらいいんだろうね。「正統敗北」「我流勝利」。うふふふ。それはそれでお もしろいかもしれないね。いいぞ、いいぞ。「正統惜敗」「我流圧勝」。どう なるんだろ。どうなるんだろ。ああ、いいね。なんだかわくわくドキドキが大 きくなってきたぞ。「心臓期待」ってところだ。お、いいじゃない。「心臓期 待」。これは今度の入試問題にも使えそうな感じだね。生徒が間違えて「心臓 が期待で膨らむこと」なんて答えてくれそうだね。膨らむんじゃないんだよね。 いつも膨らんでる以上に膨らむわけではないもんね。ただドキドキするだけな のに、「心臓が期待で膨らむこと」だなんて答える生徒はバカだよなぁ、あは あはははは。なんて妄想膨らませても、僕は無職だからちょっとブルーになっ たよ。「青色無職」。さてさて、ゴマ油を少量入れてソースの出来上がりだ。 54 名前:六畳独間の焼きそば(3) [] 投稿日:03/04/02(水) 00 05 ID B6qcszYB 「正統調合」だね。かっこいいね。見とれちゃうね。ほれぼれするね。もしか したら我流、負けるかもね。焼きそば作る前にこんな高揚感、味わったことは なかったもんね。もしかしたら相崎さんの「女性自身」を見て作ってるからド キドキするのかしら。うん、このゴマ油の香りって、ちょっと相崎さんの匂い に似ているかもね。相崎さんの名前は香子なんだよね。いいねいいね。香子い いね。改めてこうやって目の前に字面を思い浮かべてみると、清々しいほどい いね。「香子清風」だね。風だね。ああ香ぐわしいね。ゴマ油って、本当にい いよ。それより香子さんのほうがいいんだけどね。この焼きそばを香子さんと 二人で食べられたらどんなにオイシく感じられるんだろうね。そこの炬燵に二 人で座って、向かい合って同じ正統焼きそばを食べるんだ。見つめあいながら、 炬燵の中で足と足とが触れあって、ああ、いいな。「愛情物語」って感じだね。 なんだかドッグフードにそんなのあったような気がするけどね。「愛情物語」。 ナイスだね。クライマックスを感じるね。葛藤の予感もするのが玉にキズだけ どね。「葛藤玉傷」。でも、あれだね。こんな独り言を書きつけながら、僕は なんだかんだいって独りなんだよね。六畳一間は、独りでは広すぎるんだよね。 「六畳独間」。うーむ何て読むんだろう。今度のテストに難読熟語として提出 してみたいね。さーて、さてさて。ようやく麺を焼くぞ。この麺だけは特売じ ゃなかったんだよね。どこにでも売ってる八十円の蒸し麺。卵の黄色が目に映 えるよね。「女性自身」によると、焼きそばってのは、麺は炒めるんじゃなく て、焼くんだそうだよ。熱したフライパンに、麺を入れて、入れたら、そのま ま、かきまわすんじゃなくて、じっと焼くんだって。我流の僕はかきわまして たんだけどね、かきまわすと麺がべちゃべちゃになっちゃうんだって。でもあ れはあれでオイシかったんだけどね。この僕だからこそ、かきまわしてもオイ シいのが作れたのかもしれないよ。天才の僕だから。なんちゃって。「我流引 水」かな。さーてさてさて。フライパンが煙を吐き出したぞ。「灼熱地獄」な らぬ「灼熱天国」だね。いいね。いかにも熱い料理の始まりってムードだね。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 厨房哀歌 56 名前:厨房哀歌 [] 投稿日:03/04/02(水) 14 47 ID JfM2oE1E 場所が場所ゆえ 誹謗中傷 暴言巣窟 勝利宣言 隠蔽工作 実は泣いているのさ 自作自演 だれもが俺の敵だ 孤立無援 四面楚歌 自己責任 毛を逆立たせて頑張ってみても 支離滅裂 捏造公演 度を越えた 経歴詐称 バレちまった 無為無職 いつでも俺は 天下無敵 いつも言われる 脳内無敵 じゃあね もう来ないよ 落ち宣言 負犬家路 やっぱりリロード 廃人厨房 厚顔無恥 んーかなりショックだ俺落ち後の 住民発言 嘲笑爆笑 電源切って 布団に入る 我涙濡枕 波に揺られて寝入る 天下夢想 発言削除 はいて捨てたいこの場所から逃げろ 自己厨心 大どんでん返しはきっと来る 妄想爆発 事が事だけ2ch以外に逝く所なし 我故必死 にっちもさっちも動きがとれず 睡眠不足 言動不審 そして俺は叫ぶ 縦 読 気 付 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 二極一対 58 名前:二極一対 [] 投稿日:03/04/02(水) 16 16 ID 7Fyk44nf 二 掛ける 四 東方 西方 南方 北島さぶちゃん 今しばらくは 極端な鼻の穴とパンチパーマ 日本の心知る感じ方 一方 異国情緒ある南の島は 列島のSouth 海鳴り沖縄 対になり混ざる日本文化 模倣が基本 開国 海国文学 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 回転木馬 59 名前:回転木馬 [sage] 投稿日:03/04/02(水) 18 27 ID hi3JaYPH 街の片隅の寂れた遊園地 土埃で汚れた機械達の中に あなたがいた 深い眼差しで景色を眺めるあなたが私の心を捉えるのは時間の問題で 何時しか私はあなたに恋をしていた あなたは何時も私を黙って迎えてくれた ガラス玉の様なその目を覗く度その目は私を映し その時私は始めて満たされる様な そんな気持ちになったのです 優しいあなた 美しいあなた 私はもう恋と言うよりも愛していたのかもしれません 月日は流れます もうあなたはいません 私は今あなたの影を探していくつもの木馬を作っています でもあなたが見えないんです あなたはいないんです 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 現在時刻~面接~ 60 名前:現在時刻~面接~ [] 投稿日:03/04/02(水) 18 51 ID 1gwoQTX2 己自信には説明不要 明日の努力は別名苦悩? 足元スカスカ設定不能 過去の履歴の弁明不毛 してはならぬ宣戦布告 村上みたくキレても一目瞭然、エンセン凄く 退く証言 パラレル 剥がれぬ 周章狼狽 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 彼と彼女 61 名前:彼と彼女 [sage] 投稿日:03/04/03(木) 04 38 ID RwE4AUui …四字熟語中… 二字 一字 二字 一字促音 一字拗音 聞き取れない濁音 不敵な二字促音促音 一字強音促音 飛ぶ鳥を落とす勢いの四字 一字 次 第 に 強 く 気化する無数の字 さりげなく三字 赤子のような二字 また四字熟語ムラムラ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/441.html
前へ ← 1 2 作品 ■▲▼ 老人の追懐 陽だまりの中 佇んで 今は僕の時計の針が午前12時をさすのを待っているだけ 何もかも霞んでいった 白黒の思い出を落としていった けれど今でも覚えている あの海に続く丘をのぼりきった 先に 見えた 見えていた 黒く長い髪の揺れる君が あの頃は目に 入る物が 新鮮でいつも追いかけて 捕まえられないとわかっていなかった 何もかもが大きすぎた 傷ついたってその傷を気にはしなかった あの時僕は声もかけられなかった 振り向いた君の顔が逆光で見えなかった 見えた? 見えていた? 黒く長い髪は風に吹かれていた 捕まえられなかった 手に入れられなかった 触れることも怖がって 得られなかった ただ 今は 陽だまりの中 佇んで 時間を眺めながら目蓋の裏で君の髪に触れることを あぁ 何もかも霞んでいった ただあの黒く長い髪だけは霞む事は無い 14 名前:老人の追懐[sage] 投稿日:04/04/11 00 54 ID XsnHnJay ■▲▼ 髪 毛の一種。人間の頭からうじゃうじゃ生えてくる。伸びる。 人体が死んでも伸び続ける点で爪と似ている。血や神経も通 っていないので、鋭いハサミで切っても痛さを感じない人体 の一部。まれに腐乱した死体のも頭蓋骨に何本かの髪が残る 動物の身を包む毛とは異なり伸び続ける。どの部位から生え た髪もほぼ平等に「成長」する。古来より女性の象徴。歌に もよく詠われた。現代では美容室などそれを整えるためのサ ービス業がある。毛髪産業は安定している。人によって色に 違いがある。生えかたや癖もある。毛穴は無数にあり、抜け ても多くの場合は再びはえてくる。「にょきにょき」という 音はしない。日本の夜。耳を澄ますと1億人の毛が生えてく る音がするかもしれない。不潔にしているとフケが異常にふ きだしたり蝨がわいたりする。うなじを舌で舐められたりな でらりたりするとワギナやペニスが紅潮し濡れることがある 髪を剃りおとすのは一般に恥辱的行為とされる。体の部位の なかでもっとも植物的。生え伸び抜ける。異様に群生した芝 のよう。美しい髪は鑑賞される。鬘やウィッグという人工の 髪を飾りファッションをたのしむ。ミンクのように毛皮など にはされない。頭皮を剥製にして居間に飾ることもない。絨 毯にもてきさない。抜けた髪はお守りなどにされる。和人形 に使われることがある。髪を無理矢理抜くと先端に濁った透 明の無着色の皮脂がつく。すこし湿っている。切り落とされ た髪の塊は箒ではけられる。さわると蕁麻疹がでて痒くなる 髪は人間の鱗のなごりである。養分が必要で十分に与えられ ないと枝毛になる。海草類を食べるとよく成長する。髪自体 は食べられない。燃やすと異臭がする。誰も自分に何本の髪 の毛が生えているのかを知らない。水に浸すとスポンジのよ うに吸い込む。しらぬまに髪はよく伸びる。一人の人間の死 ぬまでに生えた髪の長さを累計すると東京・沖縄間の距離を 容易く越える。髪にガムをからめてしまうとなかなかとれな い。吐謝物をひっかけられるひっかけると耐えられない。髪 は気持悪い。髪は美しい。髪はうごめく。髪は止る。 15 名前:髪[] 投稿日:04/04/11 01 47 ID +cgdDRfx 【コメント】 26 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/16 12 02 ID IwxQ1Qjc 1点 15 :髪 :04/04/11 01 47 ID +cgdDRfx 辞典みたいな面白さ。ちょっと不気味でゾクゾク? 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 休日 蓋し彼らの目当てはもっぱら 柩に詰められた処女の髪の毛だ 柩に誰が入れられたかなんて 頓と知らないのだから もっとも処女達は 黄昏前に出掛けてしまって そいつも随分前の話で 今となっちゃ「当て」なんて これっぽちも無いのだけれど 墓石はいつも鱗の色に輝いて そいで彼らは満足そうに いつまでも頷いている 烏が鳴いていた 彼らの髪の毛は風に吹かれてさらさら揺れた うたた寝しながら僕ァそれ眺めてた 16 名前:「休日」[sage] 投稿日:04/04/11 17 43 ID u7HUmCT/ 【コメント】 26 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/16 12 02 ID IwxQ1Qjc 1点 16 :「休日」 :04/04/11 17 43 ID u7HUmCT/ 詩の体裁はきっちりしているなぁ……で何がいいたいのか? 35 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:04/04/18 22 01 ID WWMP0Ixr 16に1点。 コメントがむつかしいよね。というのも、柩や髪や彼らが何を指すのかボヤッ としているためなんだけど。「牧歌的な死、死をみている彼ら、彼らをみてい る自分」ていう二重構造がよかったかな。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 初恋 あの娘が髪を切ったんだ なにかあったのかな 髪を結う仕草が好きだったのに ちょっとがっかり あ、でも 耳に掛ける仕草は変わらないんだ もう掛ける髪は無いのに そうしてむき出しになったあの娘の首が こんなにも細く 白く 柔らかそうだなんて 知らなかった 17 名前:初恋[sage] 投稿日:04/04/11 23 56 ID aGuPKRV5 【コメント】 26 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/16 12 02 ID IwxQ1Qjc 1点 17 :初恋 :04/04/11 23 56 ID aGuPKRV5 彼女の白いうなじのスナップショット? 28 名前:日雇いくん ◆HIyaTOiQcI [sage] 投稿日:04/04/16 19 43 ID zX+yV/3N 17 上の方 上のレスにもある通り、スナップショットを心情に絡ませつつ素直に描いて いて、すこし気持ちがいいと思った。 【得点】 2点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 日雇いくん ◆HIyaTOiQcI:1点 ■▲▼ 最高の売り物 金メダルを質に入れたら20万金がなけれは 流れていく 質屋のおやじも悪気じゃなくて買いたい人を つないでくれた 桜がきれいな夜だった 金メダル飾って使えばウン千万売ってしまえば はした金 桜がきれいな吹雪だった頭が悪いなァ 髪の毛総毛立つ ここで笑えば けっきょく手元にゃ百万円 一山霞んで遠山桜 もれた吐息 売っても桜眺めて桜 力が抜けて 桜見上げた夜 18 名前:最高の売り物[] 投稿日:04/04/13 23 34 ID IWv/N4Y6 ■▲▼ 四月 ずるりと肌を這う 表皮の長くなったもの 油の芳香がかすかに淀み わたしは狂って 自分の裸身を美しいもののように錯覚する 祈りの形のままに腰をまげる虫が わたしの樹皮をかきわける この 長くまつわるもの わたしの白骨をかくせ 何もないようで あらあらしい命に満ちた春のがさやぶのなか 19 名前:四月[] 投稿日:04/04/14 20 50 ID OXytL0ed 【コメント】 26 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/04/16 12 02 ID IwxQ1Qjc 1点 19 :四月 :04/04/14 20 50 ID OXytL0ed なんかよくわかる。本質を失った女性の象徴か? 【得点】 1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ 香る雨 窓打つ暖かなしずくに 刹那の ゆらぎが煌めいて 流れ落ちる溜息 いつわりにおびえてる 問いかけ 追憶のしもべを惑わす 憂鬱なささやき 雨音 四季の風に吹かれて 目の眩む姿をさらした 緑の谷に絡んだ 去年の枯れ色 忘れぬ 22 名前:香る雨[sage] 投稿日:04/04/14 22 43 ID vsWXe2dE 【コメント】 255 名前:散華楽 ◆DummymO2O6 [sage] 投稿日:04/04/28(水) 20 49 ID ZIxHI+Xl チャンプ・準チャンプの方々、おめでとうです! 審査・評価してくださった皆さん、ありがとうでした。 えっと、後書きが遅くなってすみません。 プロバ規制に巻き込まれてたりして、タイミングを失していました。 前回は「香る雨」、今回は「海辺の者たち」を書きました。 どちらも、言い過ぎてうっとおしくなるのがどうしても怖くて、 物足りない感じになってしまったようです。 テーマはとても好きだったのですが。 なんか毎度中途半端な自分…ヽ(´д`)ノなさけなや~ ■▲▼ 髪を切りに行こう。 ボーイッシュにはもう出来ないけれど。 時々男の子と間違えられた。 男勝りという言葉は私のためにあったようなものだ。 今の私からでは想像出来ないと思う。 「お高く留まったもので。」 明日、髪を切りに行こう。 23 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:04/04/14 23 31 ID m4bB3z88 【コメント】 28 名前:日雇いくん ◆HIyaTOiQcI [sage] 投稿日:04/04/16 19 43 ID zX+yV/3N 23 下の方 いろんな妄想が膨らむと思うけど、失恋の詩だと思えば一番素直に解釈でき る。もしくはかって男勝りだったはずの自身がいつしか女に変質していて、ふとした きっかけでそれを自嘲してみるといった詩とも読める。これつながりで、いつのまに かおしゃれをするようになった自分を笑っているのだとすればちょっと深いかも。 そんな感じですかね。 【得点】 1点 日雇いくん ◆HIyaTOiQcI:1点 前へ ← 1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/531.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 無題 247 名前:無題 [] 投稿日:03/06/30(月) 01 18 ID /23DKv4C 年上の人が好きだよと言ったくせに、 私が本気になったら、若い彼女に乗り換えるなんて。 怒る事も出来ないじゃない。だって、あなたの前では私は「年上の強い女」。 だから、頑張ってなんて言ったりして。 私は駄目ですか?あなたの理想になりませんか? 女盛りを過ぎたら、旬が過ぎたという事ですか? 電話をしていても、メールをしていても、一緒に話をしていても、 だんだん若返ったような私が其処に居る事に気付いていたのに。 若い彼女に乗り換えるなんて。 私は駄目ですか?あなたの理想になりませんか? 旬が過ぎてしまったら、もう女は終わりですか? あんまり、長く生きていたら泣く事も出来ないじゃない。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 熟した日々は過去に(愛する) 248 名前:熟した日々は過去に(愛する) [] 投稿日:03/06/30(月) 03 25 ID AdrjfWUo 昨日を作れる。 昨日あった出来事をすべて知れる。 昨日は僕の手にある。 昨日はどうにでもなる。 僕は全部わかるんだ! 昨日のことは全部知ってる! あなたがハイヒールのヒールを折ったことも知ってる! 僕が昨日をつくる! 君がそんなに大事にしている靴下も 君がそんなに大事にしている赤い帽子も 君がそんなに大事にしている昨日の夜も! ぜーんぶたいしたことない、とるにたらない! この文章をよんでるひとだって僕にとってはどうにも必要で、 昨日よりも優れてるから、僕は昨日を強くする! さようなら これから訪れる日々よ こんにちは 過ぎ去った日々よ ありがとう 見事に咲く花たちよ さようなら これから訪れる日々よ 見事に咲くがいいさ見事に熟すがいいさ 僕はもっとすごい昨日を作る! だから僕をおぼえていてください だから君は泣かないでください だから僕を信じていてください だから君は輝け と、語るひともまた、既に昨日。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ せいしゅん 249 名前:「せいしゅん」 [] 投稿日:03/06/30(月) 03 49 ID qwiIqEao こんにちわと出会い さようならを言わずに消える 楽しくて楽しくて 過ごした時間は今思い出しても 楽しすぎて つぼみが膨らみ ふるふると期待に震えて しゅんかん開いた花びらの せんれつな芳香の記憶 芳しい眩さだけが残り 散ってゆく花の記憶はない 散る姿を見なかったから 遠い記憶の中で 今も咲いているのかもしれない ともに過ごした季節が巡り 今はどうしているのかしらと あの頃楽しかったなぁと 思い出す いつの間にか遠くなった 別離の理由も言葉も存在しない 友人達 ねぇ 貴方にとっても あの頃の毎日は旬でしたか? まだ 咲いていますか? 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 旬花愁凍 250 名前:旬花愁凍 [] 投稿日:03/06/30(月) 16 25 ID 9fQ3bEpu 悠久に なほ咲き誇る 造花かな 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ペテロ 252 名前:ペテロ [] 投稿日:03/06/30(月) 16 48 ID 83lyuPbU おちんちん しこしこしこしこ どぴゅっどぴゅっ。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 旬 255 名前:「旬」 [] 投稿日:03/07/01(火) 19 56 ID HTJlO2JD 旬は いまだけ ここだけ あなただけ という自然から人への贈りもの 旬は いつでも どこでも だれでも という便利で一様な社会の中の命綱 人の,生き物としての存在感覚を保ってくれる 人は いつでも どこでも だれでも いまだけ ここだけ あなただけ になれる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 美味しい食べ方 257 名前:美味しい食べ方 [] 投稿日:03/07/01(火) 21 21 ID RBLQoLTT しんしんとふる雪 積った雪 どさっと落ちる 落ちた先には 雪に負けない 青い針葉樹 ぼくはそれを部屋から見て こたつに入り ミカンを食べる ウマー 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 星屑 258 名前:星屑 [暇なのsage マタぁリ] 投稿日:03/07/01(火) 21 41 ID hBN6bJoy 冬の最中の街 街のとある家 家の中には私 オコタの上のみかん 程よい熱さの御猪口 御猪口の中の日本酒 オコタの中の猫 家の外の雪吹雪 冬の晩の愉しみ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 春の一日 263 名前:春の一日 [] 投稿日:03/07/02(水) 01 52 ID +Ul4jYRa 桜吹雪は TVで見れる いつもの時間のいつもの番組 桜吹雪は 今しか見れない この季節のこのタイミングだけ 地面には桜で出来た薄桃色の絨毯 南からの暖かい風が髪をなでる 時には優しく時には激しく 風が僕の視界を薄桃色に染めていく TVの桜吹雪は威勢のよさが売り でも、この桜吹雪は、桜の命を削りながら得られる一瞬 美しくて切なくて物悲しくて そしてこの一瞬に立ち会える喜びが僕の頬を伝う涙のわけ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/470.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 蝸牛(かたつむり) 412 名前:蝸牛(かたつむり)[] 投稿日:03/03/03 22 16 ID kIrVHSpG 今さらながらに言葉に出せば 牛乳瓶の底に眠る子宮の夢が 全ての分化のはじまりであったことなど 蝸牛は知ることもなく その突き出した両目に映る 補完しあう怪物の舞踏に その鈍い動きで立ち去る完全体 焼ける様な体温と燻る肉臭が 真夏の悲鳴を遮って 共産主義の食物連鎖と 生理的欲望を盾に肉欲覚える残骸 蝸牛はのそのそ蠢く 完全なる進化は我に 蝸牛はのそのそ蠢く 完全なる孤独は我に 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 働く男は今日も働く 419 名前:働く男は今日も働く(1)[] 投稿日:03/03/04 00 39 ID seuj1vDz 男は毎日せっせか働いていた せっせかせっせか・・・ 来る日も来る日も毎日働いていた そんな男には 今の世の中が気に食わなかった ろくに仕事もせずに恋や遊びにふけっている人々が そんな男は近くでグーダラしている女に聞いてみた 「なぜあなたは仕事もせずに恋や遊びにふけるのか」と 女は逆に聞いた 「じゃあ、なんであんたは仕事をするの」と 男は答える 「お金が老後が色々大変だからだ」 420 名前:働く男は今日も働く(2)[] 投稿日:03/03/04 00 44 ID seuj1vDz 女はさらに聞く 「じゃあ、老後はその金でどう暮らすの」と 男は答える 「どっかに別荘でも建てるよ」と 女はさらに聞く 「じゃあ、その別荘で何するの」と 男は答えた 「のんびり昼寝でもするよ」 女は薄ら笑いして男に言い放った 「じゃあ、今の私とあんまり変わらないじゃん」 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ お祈り 421 名前:お祈り1[] 投稿日:03/03/04 01 17 ID q81NrX6S 鳩が飛ぶ、青空に飛ぶ 白い羽を掻き毟りながら、青空に飛ぶ 青い空に届かずに、空は夕暮れ色に染まった 鳩は撃たれて 落ちた カンカンカンカン 踏み切りの音が聞こえる 花がが一面に咲いている 真っ赤に染まりながら、咲いているのよ 溢れかえる 彼女の腕から流れる血は とどまることを知らないまま 痛みさえ感じずに、垂れ流してる 無垢な、感情 あまりにも、それは純粋で 手の平の上の、可愛い操り人形 心の檻から溢れ出した痛みが逆流する 一滴、一滴、溜まっていった痛み 茨の身体 この痛みは貴方への冒涜 弱い自分への戒め 神からの啓示 本当にそうかしら? 422 名前:お祈り 2[] 投稿日:03/03/04 01 19 ID q81NrX6S これは、血の結界 傷でおこした、手錠 ここから現実へ、私を繋ぎ止める手錠 詠いなさい、叫びなさい、踊りなさい 愚かな、鳩よ その稚魚のような瞳と、熟れた果実のような身体で ここから、出してと叫びながら 堕落していくのよ 世界の平和を願いながら、牙を磨きなさい 笑いながら、最終ボタンを押すでしょう? 迷わず、貴方は笑いながら やさしいうわべだけの男達を、すべて殺してしまいなさい 大人になれないまま、 毒に飲まれて 痙攣しながら きっと、独りで笑ってるでしょう シロイハト 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 滑走劇場 423 名前:「滑走劇場」[sage] 投稿日:03/03/04 01 34 ID vCzVw5Fn ここで忘れたのはただの傷口のような形で光った ナットの大群を 今日も滑らして行こう 気づかなかった言葉(ことはもう済んでいたとしても) 叩きつける綿の眩暈が本の間から滲み 霧の向こうで 明日は黙るだろう 足のない男たち(性別は判別しないとしても) スライドする光と見てはあの笑い声を思い出して 首を締める思い出 あの感情さえ知らないとしたら 日常は昨日から明日へ遊んで行く 決して歩かない あなたの乳母車とその無残な壊れ方 ここで思い出したただの傷口のような形で沈んだ ネジの大群を 今日も転がして戻ろう 気づかなかった言葉(ことはまだ終わってないとしても) ただ目をそらす口紅も溶けた油を含んでしまった 雨の向こうは 昨日の夢と言えば 女が何かひっくり返す(割ったのは皿でも茶碗でもなく) その事切れた太陽のような苦しさ抱えれば 誰もが楽になれた時代があったとしてもいい 逃げ道が人の数だけ見つかる みんなドアの外へ出て衝突する いつも知っていたはずの 落とし穴に囲まれた毎日 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 優しい姐や 426 名前:優しい姐や(一)[sage] 投稿日:03/03/04 07 40 ID oAI4WCNw 蚊帳を吊ると 海深く溺れゆく悪夢をみる 神経病みのわたしのため 蚊遣りの香を炊く姐やの 白いうなじに有明行灯の陰 枕はほどよくつぶれたくくり枕 九月といえ昼間のホカリが其方此方に残り よろけ縞の掛け布団を暑いというわたしを ゆるゆる魚柄の団扇を揺らし 扇ぎながら姐やは聞かせてくれた いつものお話 わたしの好きな在中将の芥川 毎夜 毎夜の 芥川…… 平安の昔から 在中将は 恋しい女を ひッさろうて 夜の川を 渡りつづける…… 427 名前:優しい姐や(二)[sage] 投稿日:03/03/04 07 42 ID oAI4WCNw わたしは姐やの醸し出す 芥川の瀬音に促され 眠りの国へ落ちていく 姐やの声が遠くなって それでも辺りには残っている 姐やの香り わたしのために姐やが着てくれる 触ると心地よい縮の浴衣 夜目にも涼しい博多の半幅 水結いの髪は はんなり暈した青墨よろしく 白いうなじを一層白く あえかに漂うヘリオトロオプ ああ もうなんにも気に障らぬ 428 名前:優しい姐や(了)[sage] 投稿日:03/03/04 07 43 ID oAI4WCNw いいえ じつは知っていました お父様が わたしが寝ついたその後にやッて来て わたしの姐やの縮の浴衣をしゅりしゅりと 脱がせて現れた白い身体を抱いて 濁った水音をたてながら 姐やの肉に赤い棒を埋めなさるのを わたしは夢のなかにてそれを知り そして夢は 遠い異国の生き肝とりが 子供にそぉッと吸わせるという 危うい痺れ薬の妄想にも似て わたしは姐やを恥辱する 姐やの子宮に身を埋めて 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 性障害のソナタ 429 名前:性障害のソナタ[sage] 投稿日:03/03/04 15 14 ID 78zQo4FY アナタの4/7は女だから、ワタシは男でよかったよ も少し向こうに回ったら、ワタシも少し狂ってみよう アナタが愛したゲイの子は、むこうでよろしくやっている ワタシが汚した人妻は、一人暮らしをはじめたよ アナタが人殺しでも、神に捧げても、処女でなくても、私を愛していなくても ワタシはアナタが必要なんです、恐らくは 生きているのが辛いから、ぬいぐるみでチンしてください 死ぬのは怖いけれど、最期くらいは美味しい思いをさせてください アナタの4/7が不確かになる前に、僕等は娘を食べるよ ゲイの子の涙を溜めていた時、人妻の狂気に犯されてみた 恋が出来ないという言い訳は、まったく意味が通じていない 神に色を塗りつけた時のように、ワタシの色を感じられますか アナタが男になりたいと言うのなら、ワタシは女になります キスをするため生まれてきたから、体なんかはいらない いりません アナタの作りかけの愛も、ワタシの嘘っぱちの愛も 交ぜてしまえば味なんてわかりませんから 体温に包まれた唾液を、飲んで 愛じゃない、恋じゃない、アガペーでもエロスでもない、 僕は君の心に、さよならのキスを、 僕が男でなく君が女でなく ただの人であった ただの二つであったことは 誰にも悟られず 終わっていたようだった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 彼女にしたい女の子 430 名前:名前はいらない[] 投稿日:03/03/04 15 55 ID 2D+tbKqd 「彼女にしたい女の子」 抱えきれないほどの 夏をリュックに詰め込んで 蝉時雨が時々、隙間から 漏れるのを聞きながら 羽の生えた自転車に 飛び乗って 遠くに見える 雄大な山へ 飛んで言って見ては 気に入った景色を スケッチして 魔法の絵の具で 色づけをすれば それが、もこもこと 浮かび上がって 鳥やら虫がいるのが わかる 家に帰って見れば 星くずを白い長い ひげに絡ませた 老人が スープを飲んでいる そんな生活をしている 女の子ギボンヌ!! 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ AirH” 433 名前:AirH”[] 投稿日:03/03/04 17 42 ID p8D5pZNb 生理前に情緒不安定になる ヒステリックなオンナどもみたいだ。 繋ぎたいだけ繋いでいても 追加料金はかからず。 放っておきたい時は 傍らに眠りに付く。 きちがいのごとく 不安定になりやすいことを除けば。 得に不便さは見受けられない。 都合の良いヤツだ。 年間割引にて 拘束されてしまっているのが 唯一の問題点か。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ワラ人形的 remote control 452 名前:ワラ人形的 remote control[] 投稿日:03/03/04 23 40 ID Pe8QpL8s ―――『古野直人』(読み方:このなおと)は『男』(読み方:おとこ)と『女』(読み方:おんな)で構成されている――― 彼の性別は生物学的見地からすると『男』(私が確認しました)ですが、姓名に対し焦点を当てると上記の通りになります では早速、これを証明しましょう まず、『男』と『女』をローマ字表記へ変換します 『男』 → O T O K O 『女』 → O N N A 次に、これらを1つにまとめて、並び替えます O T O K O + O N N A = O T O K O O N N A ↓ (各自脳内でアルファベット同士を線で結んで下さい) K O N O N A O T O = 『古野直人』 QED(証明終わり) 同様の見方をすると、『能登亜乃子』(読み方:のとあのこ)や『大戸かのん』(読み方:おおとかのん)も『男』と『女』で構成されています 453 名前: [] 投稿日:03/03/04 23 41 ID 7YaLMJqZ そして尚且つ、これらの人たちは常に『大人の子』(読み方:おとなのこ)でもあるのです 年齢&精神年齢を見たら「子ども」だとしても、先ほどと同様で、姓名にそれが組み込まれています それでは下記をご覧下さい アルファベットの並び替えを行います (例には、使い勝手の良い『古野直人』を選択します) 『古野直人』 = K O N O N A O T O ↓ (各自脳内でアルファベット同士を線で結んで下さい) O T O N A N O K O = 『大人の子』 QED(証明終わり) とまあ、こんな感じで進んできましたが、実は、 ―――血を見ずして、合法的に、私は憎い『古野直人』のことを心置きなく解体していたのです――― あなた方読者もこの儀式の一員となってくれたことを、ここに力強く御礼申し上げます では御一緒に、今回の目玉、ストレス解消のための“分解合唱”へと雪崩れ込みましょうか 必ずや奴の元へ届くはずです 454 名前: [] 投稿日:03/03/04 23 42 ID 7YaLMJqZ コ ノ ナ オ ト ケイ オウ エヌ オウ エヌ エイ オウ ティ オウ イイィ ウウウウ エエエ オオオオ ケ テ ヌヌ イウケテ ヌオエ ヌオエ オエ ウオィ ウイウ ウヌィウヌ イオイオ エケエテエ ウオウオ ケウエウテウウィ オヌオヌオイオイ エエ テエエ イウヌエオ ケオイウオィ ヌウオウ ヌケイオヌ ティオイオウ エウオ エウエウ エテヌヌ エオイエオイオ オウウウウケィ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 闇の左手 光の右手 456 名前:闇の左手 光の右手[] 投稿日:03/03/04 23 57 ID FaXlIQ+m 晴れ渡った空いっぱいの言霊が 雨音を響かせる時 闇の左手は 女を殴りつけた 晴天続きで水位が膝ほどにもない川の中 鵺の羽ばたく振動数で泣き叫ぶ女 何度も何度も殴りつけて やがて仙人掌の棘のようになった女を優しく抱きしめて 今度は真珠の粒を吐き散らす 光の右手 泣くぐらいなら 殴らなければいいのに そんなことを 思っているうちは 女を読むことも男を語ることも できはしないのだと もちろん知っている だが 左手に闇を抱える覚悟もなく 右手に光を宿す情熱もないまま ただ憧れるだけでこれからも生きていくのだ 闇と光の両手持つ あの人は たった今殴り殺したばかりの女を抱えて 川の中を歩く 海へ向かって 深淵なるその底で女を母にするために 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/547.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 5 作品 ■▲▼ つまんないお題で 270 名前:つまんないお題で [] 投稿日:03/04/23(水) 22 44 ID 2Lt4lnUk つまんないお題で つまんない詩を書いてる つまんない奴らへ 「雪」なんてつまんないお題で さむい詩を書いてるんだね ちょっとさっき爆笑してしまって 止まんなかったよ、ごめんよ 笑い過ぎて胃からなんか出たよ 飲み込む間もなく床にこぼれやがった comand = diff 蚊が飛ぶ要領で目を見る 君の膣をこじ開けると見える 色のやり場も雪さえ知らない 一対のかたっぽの目を見る この場合の目は眼球であっても 打ち捨てられた平面の塗り絵 「はじめに」 特殊なソフトは不要 自分が今どんなユーザーで使用しているか解らなくなったときに使用する 死を味わう 「ここで一句」 檻に鬼 風にまばたき 花に雪 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ みず 274 名前:みず [] 投稿日:03/04/23(水) 23 11 ID OOzgBlyg 雪ってあれ、水 水がちょっとの間だけ止まってる 街中に降った雪、あれ全部、水 偉そうなオッサン、ツルってこかす、けどあれ、水 雪だるま、あれ溶けたらぐしゃぐしゃんなる 水 雪が降ったらロマンティック、恋人、子供、家族 ドラマの一本でも撮れる けどあれ全部、水 水 みず! もういやや・・ はぁ みず ばっしゃーん 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 無題 275 名前:無題 [] 投稿日:03/04/23(水) 23 45 ID fEcWVW15 ねぇ、雪ってこんなに早く溶けんだね。 今までは君の横顔追うのに必死だったから知らなかったんだもん。 目閉じたら 雪 瞼伝って体温乗せてすぐ溶けるから涙みたいに見えるや。 泣いてるんじゃないよ。 泣いてるんじゃないよ。 なんて言ったら 君 「じゃあなんなのさ」って半笑いで言うんだろな。 そんな事 良く晴れた日 考えてたら、雪みたいな涙零れてきたや。 なんで泣いてんだっけな まぁいいか。 こんな日もありとしよう。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 言わんこっちゃない 277 名前:言わんこっちゃない [] 投稿日:03/04/24(木) 00 58 ID fJAIB2VA さあ 拾いなさい 道端に這いつくばり馬鹿みたいに さあ集めなさい ほら屈んでたら背中に… 何振り向いてんの? バカねー バカ見てると 飽きないわ 親の顔が見たいわ ちょっあなた それ手袋 何それなぜするの? こっちだって素手でまいてるのよ これは繊細ですもの あなたダメ失格! これだから人間は… ほんっとに贅沢! バカはほっといて やれ拾え 終わりなきよの試しとて あら あなた いい感じね その調子 お帽子と色 おそろい って アッハハハハハハハハハハハハハハハハハha プヒャあはははアハha て、て、手が真っ赤! プププpu 笑っちゃう! バカネー その手 手袋しないからよ馬鹿! 薔薇色じゃないの! ぷぷ ハーア 今日はもうおしまい ハーア… あたしも赤いよ… 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 寒空 278 名前:寒空 [] 投稿日:03/04/24(木) 01 15 ID UKh0SvFw 零下30゚Cの銀盤 繊毛貫いて 瞬く間にも初氷を介する 旋風は退行を 伝え続け 吐き出すのみの 寒空 殻を破りはじめたシロガネは 詰まる所を知らず 白夜を迎え また同じそれは 白線を惹いて 高らかに廻り続ける かの罪人をも呑む ランドスケープに 震えたように見えたのは 艶めく 無音を 吐き出すのみの 寒空 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 這い回る煙 279 名前:這い回る煙 [] 投稿日:03/04/24(木) 22 38 ID aOrmI4Gf マフラーを何度も巻きなおし 6分早い腕時計に追われてドアを開くと 子供らの明るさで朝は眩しい 真っ白い笑い声が駆けて 黄色いレインコートとおそろいの 長靴の轍が伸びていく おれは両足を引き摺り歩く 片手には煙草の煙 片手にはズシリと鞄 リーガルの革靴はすぐに泥にまみれた 白雪よ もう輝くな その微かな確かさは おれをこうも惨めにさせる 誰しも 生まれたばかりから いくばくかの鎖で地に引き寄せられていて 遅かれ早かれ やがて地に繋がれるのだ あの子らのように舞い続けることができ 風景がいつも目まぐるしかったなら おれは望んでなにもかも投げ捨てているであろうに 定刻の3番ホーム おれは両手の塞がった殺人者だ 毎朝同じ時間に自分を殺す 灰色の煙で窒息死させ 死体は定刻通りの棺に乗せる 何百人もの死を知らせるベルの音が 今朝も響いている 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 橙色の花吹雪 280 名前:橙色の花吹雪 [] 投稿日:03/04/24(木) 23 28 ID nlNZ4nMI 寂しい街灯 乾いた空と 曇った窓硝子 冬の終わりの寂しさに 失恋を紛らわせ 抜け殻の体が見つめる先は そのもっと向こう側に 暖熱色の洋燈に 舞い散る雪が彩られ それはまるで花吹雪 そして春が来れば 本物の花吹雪が舞う それは暴力的なまでに吹き荒み 売女のような下品な派手さ 清楚な彼女が好きだった この雪のように 簡単に染まってしまいそうな そんな危うさも 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 空からの贈り物 281 名前:空からの贈り物~1~ [] 投稿日:03/04/25(金) 00 02 ID Psp7r4n5 恋人達でにぎわう大通り 街には定番のクリスマスソングが流れ 街頭にはケーキの売り込みのバイトがせっせとやっていた 今 街は 幸せであふれている 僕はというと 一人きりだった 別に初めてというわけではないが。 実は彼女と初めて過ごすクリスマスのはずだった だったのに 彼女の背中には 白い翼が生えて 天国に飛んでいってしまった 282 名前:空からの贈り物~2~ [sage] 投稿日:03/04/25(金) 00 07 ID Psp7r4n5 一人街を歩いた 僕の予定していた 彼女には秘密だったデートスポットを 一歩 歩みを進めるたび 彼女との思い出が頭の奥の方に浮かんできた 忘れようと思っても 思えば思うほど 忘れられなかった 彼女との思い出 そうしているたび クリスマスが終わりそうになっていた 283 名前:空からの贈り物~3~ [sage] 投稿日:03/04/25(金) 00 15 ID Psp7r4n5 「今年は雪降らなかったねぇ~」 すれ違ったカップルが言っていた そういえばまだ雪が降っていない 今年のクリスマスは降るのだろうか。 そんなことはどうでもいいや もうそろそろ家路に就こうと思ったころ 誰かが僕に話しかけていた 「ごめんね」 僕は周りを見回した 誰もいるはずがない 空耳か。余計寂しくなった。 なるはずだった。 空から銀色の贈り物が ひらりひらり 舞い降りてきた。 嘘だと思われても良い ばかばかしいと思われても良い 僕にとっては これが彼女からの贈り物 そう思うからこそ 銀色の贈り物、雪がキレイに思えた。 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 5 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/315.html
前へ ← 1 2 3 作品 ■▲▼ 10年 指の先っぽが硬くなってきた 俺はもうギタリスト クラプトンが好きだといった あのこのために アンプラグドの最初の曲を 何千回も練習をして アパートを締め出された 俺はもうギタリスト 結局のところ うまく弾けなかったけど 想いは伝えられた 冬の毎夜 君の家の前で弾いていたから 警察に通報された 俺はもうギタリスト なんとかかんとか ウソかまことか 結婚できて もう忘れてた 昨日ギターケースが出てくるまでは あの情熱。信念。この人しか いないっていうこころ 10年ぶりに弾いてみようか 結婚記念日に間に合うように 指の先っぽが硬くなってきた 俺はまたギタリスト 266 名前:10年 [] 投稿日:04/12/16(木) 00 46 59 ID W3DDFstQ 【コメント】 364 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/18(土) 13 14 15 ID uzgn7Sa9 266 :10年 : おめでとうございます。あなたは立派なギタリストです……かなぁ? マイナスも受け止めて、彼女とゴールイン。……幸せが悲しいのか? ……それとも、喜びを聞いてほしいのか? ……どっちなのかなぁ? 369 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage 感想です] 投稿日:04/12/19(日) 13 39 15 ID aU8fKshW 266 10年 貴方は一生ギタリスト。 いいだんなだ。。。。指のさきっぽが硬くなるっていうのはいいなあ。実感。 ■▲▼ ぼくのタイムマシン ただ音が飛び出すとそんなものかと がっかりする やはりギターは人の手に抱えられて 鳴っているのがいい ほこりを払ってケースをあけて うっすらと錆びてる 弦をみると 押さえなさい…… そんな声が聞こえてくる 歌声までよみがえる 昔のひびきが今の音とからみ 一瞬の未来から振り返ってほほえむ ちょっと首をかしげて 否応なく この先の自分をさそう しっかり見えてしまうそれは 与えられた保証に他ならない 確かな未来との融合 はじまった音楽は ギターとぼくのタイムマシン そう ギターはぼくのタイムマシン 267 名前:ぼくのタイムマシン 1 [] 投稿日:04/12/16(木) 03 27 19 ID +aCy+gQS 268 名前:ぼくのタイムマシン 2 [] 投稿日:04/12/16(木) 03 28 48 ID +aCy+gQS 【コメント】 364 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/18(土) 13 14 15 ID uzgn7Sa9 267 :ぼくのタイムマシン 1 : 与えられた保証……がちょっと、ついていけない跳躍 ……かなぁ? 369 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage 感想です] 投稿日:04/12/19(日) 13 39 15 ID aU8fKshW 267 ぼくのタイムマシン ギターを弾く瞬間に思い出す過去の自分、思いを馳せる未来の音。 ■▲▼ メンソール・ギター・メンソール 何ド も弦の替え方を教えてもらったけど、君に 何ド もそのやり方を忘れてしまう 鼻歌ばかりが耳に残って 容易く弦を操る両手の動きを 紫煙フィルター越しに眺めていた 睫毛にかかる前髪や その奥の伏せた瞳や 中心にある整った鼻の造形や かかる息の温度 メンソールを加えた唇に 頼りない背中が EになってAになってDになってGになってBになってEになって を、繰り返し ソレラ全てが私の聴覚に伝わる のは、気のせいではなかった けれど、 そのうち もしも、を考えるようになってしまった私は 弦の替え方を覚えることを拒絶した 灰皿にメンソールが積もって 抱えきれなくなるころに 必ず切れ た、安物ギターの六弦 は、 ちゅう にんぐも効かなくなってメン ソォー ルルルルルルルルルルるるるルるるルルルルルルルルルる・・・ の変わりに埃を積もらせ た もシもきミがいなくなレばこのげんをかえるのはわたシシかいないか ララララララララララらララらららら らんらんらん らん 結局ド・忘れしたまま切れた弦を そのままにして君はいないから せめてと吸い込んだメンソールの匂いで 私のギターが静かに眠る そのたび密かな音を奏でて 君が持っていたEとAとDとGとBとE も 私の中で錆びていつか切 レ る る る。 269 名前:メンソール・ギター・メンソール 1/2 [sage] 投稿日:04/12/16(木) 03 57 35 ID JgJDI00F 270 名前:メンソール・ギター・メンソール 2/2 [sage] 投稿日:04/12/16(木) 03 57 56 ID JgJDI00F 【コメント】 281 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/12/19(日) 01 14 17 ID xb+I0VgH 2点 269-270 『メンソール・ギター・メンソール』 ギターそのもの、というよりも、ギターを含んだことばと情感、といった印象 だけど、独特のリズム感が心地よかったです。 282 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [] 投稿日:04/12/19(日) 13 42 09 ID aU8fKshW 2点: 269 メンソール・ギター・メンソール 独特のリズムがいい。 288 名前: ◆ACMASyU/iM [sage] 投稿日:04/12/20(月) 18 48 57 ID yPUuvhQI メンソール・ギター・メンソールを書きました。 約一年ぶりに投稿させていただきました。 点を入れてくださった審査員の皆様、ありがとうございます。 では次の題は、「こども」でお願いします。 364 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/18(土) 13 14 15 ID uzgn7Sa9 269 :メンソール・ギター・メンソール 1/2 : 薄荷? それとも、タバコ? それとも…… ちょっと難解? 369 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage 感想です] 投稿日:04/12/19(日) 13 39 15 ID aU8fKshW 269 メンソール・ギター・メンソール あえかな恋、失恋とギターの弦と煙草と埃がカタカナ交じりの独特のリズムで、 融合してる。調弦のEADGBEの音が断続的に聞こえてくるような詩です。 不連続な雰囲気がとてもいい。 375 名前:MUJINA ◆8/bDTseutA [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/12/20(月) 17 30 07 ID Uk8ctoy2 >269-270 メンソールギターメンソール 変則改行に惹かれた。一行の長短や不規則な行の切り方は独特のリズムを生んでいる。 それが、ギターというお題の音楽性をうまく引き出している。 メンソールのほのかな香りが甘い恋の記憶と重なって陶酔を誘う―― というところなんだけれども、私はもうひとつ酔いきれなかった。途中の 「るるる」「ららら」は技巧上のごまかしのように感じられて、酔いがちょっと 冷めてしまったのかもしれない。「ソレら全て」「切レる」など、独特の仮名表記など いいところをたくさん持っている詩であることには違いない。 【得点】 5点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:2点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 友達 山から下りてきてジヤララララン プリンター売場で説明うけて うわの空に生返事 君のプリンターに興味あるよ それは使った事ありません なんでワンフレーズなんだ そう言えばまともな話 した事ないけど友達だったな ほらまたギター 271 名前:友達 [] 投稿日:04/12/16(木) 12 48 33 ID xtZOBibQ 【コメント】 364 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/18(土) 13 14 15 ID uzgn7Sa9 271 :友達 : この詩も難解。……ほらまたギターには、苦笑。下手の横好き?? 369 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage 感想です] 投稿日:04/12/19(日) 13 39 15 ID aU8fKshW 271 友達 プリンターは何故?これはわかんないなあ。 雰囲気だけを味わうと言ってみても、どこを味わっていいのやら。。。ゴメナサイ ■▲▼ 空気 届くかな、愛の歌、 今夜ぼくが孤独に負けませんように。 きみのために歌え、 勝ち抜き! 空気ギター選手権ぎゅいんぎゅいん。 というわけで、 今夜も思う存分、私だけの空気ギターをかき鳴らしてもらいましょう、 ちなみに空気ギタリストは昭和基地にもひとりはいるという噂です。 ここで空気ギターがなにか分からないというあなた、幸せな人生を送っていますね? あなた方の本物ギター>>>(越えられない壁)>>>おれの空気ギター の現実を見せつけられたときに、じゃあ、壁を回り込めばいいんじゃない? と強がってみたところで、 今夜の挑戦者カモン! ですが、 ベッドの端に腰掛けて、あれはなにしてるんでしょうか? あ、チューニング、のつもりですね。なにかうなずいてますね、 いい音が出たか、満足げです。そしてやおら立ち上がり、 弦一本でチューニング完了、さすがばかには見えないおれさまの空気ギター、 わずかに波打った姿見の前に立ち、 じゃかじゃあん。 あっと早くも天井を見上げ、余韻に浸った、3秒。 じゃかじゃあん。 さらにもう一回、そして、 ん? 身体を揺らし始めたが、これなんですか? 脳内映像来ますか? あ、来ました、 これ、チャゲですね、モーニングムーンです。 お、鏡見ましたね、完璧にチャゲが見えてます、鏡の中に。 隣には飛鳥もいます。見上げたら~もーにんむーん~、 あっーと、ここで右手と左手が入れ替わっている、高得点。 と、飽きたところで、鏡に近づき、自分の顔をとっくり見つめ、 まず正面、右半面、左半面それぞれチェック、 それから半歩下がったぞ、背筋を伸ばして、 そして、 な~んでか? じゃんじゃかじゃんじゃん、 な~んでか? ふ。3秒。 ネタの方は思い出せなかったようですね。 な~んでか? とりあえず繰り返しておいてぇ、このあとどう展開させるぅ? あ、めそめそし始めた。 こらえきれない、こらえきれない、 な~んでか、なあ? なんでなのかなあ? 鼻から下を枕に押し付け、必死に声を押さえてます、 視界はぬるくにじんで喉がからからです。 無理か? 立てないか? 立て! カンカンカン、 ここで非情の試合終了、 最後は両手こぶしをつきあげて エイドリアーンと叫んで欲しかった、 空気ギタリストにはウルトラの星が見えるはずだから、 というところで今夜はお別れです、 それではごきげんよう、さようなら。 272 名前:空気 1 [sage] 投稿日:04/12/16(木) 15 16 56 ID jijeuCE3 273 名前:空気 2 おわり [sage] 投稿日:04/12/16(木) 15 17 56 ID jijeuCE3 【コメント】 364 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/18(土) 13 14 15 ID uzgn7Sa9 272 :空気 1 :04/12/16 15 16 56 ID jijeuCE3 空気嫁……かなぁ? 難解。……南海?? 369 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage 感想です] 投稿日:04/12/19(日) 13 39 15 ID aU8fKshW 272 空気 ねた切れしつつある、お笑い芸人の苦労がしのばれるような詩でした。。。 377 名前:元ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:04/12/21(火) 10 57 38 ID pJVN4f0d 空気です。。。コメントありがとうございました>ななほしさん、りーふさん。 5年後か10年後には もらい泣きするオーディエンス続出するシークエンス がつくれるようにがんばります。 とほほのほ。 ■▲▼ ある夜、一人の男がギターを弾いた コロン、コロンとゆるやかに転がりながら はんなりした音をたてる人形。 赤いセルロイドでできていて、 だるまさんが優しいお顔になったような、 手足のない丸が二つあるっきりの人形で、 子供が手で押すと、少し傾いてコロンと鳴る。 また傾いて違う音でコロコロンと鳴る。 ギターのトレモロを聴いていると、 いつもあの人形を思い出す。 風が風車を回しながらコロコロと 通り抜けていくようなトレモロが、懐かしいあの人形の 妙に響きのあるコロンという音と重なって聞こえる。 古いギターの音は小さい。 ごく近い人だけ聞かせるための楽器らしくて、 大切な秘密をそっと渡してもらえるような気持ちになる。 小さな火を僅かな人数で囲み、 お互いのぬくもりを確かめあうような想いがする。 ああ、静かな唄が始まった。 心の奥の秘めやかな真実を、 そっと、そっと手で囲い込んで渡すような唄だ。 泪が知らぬ間に頬を伝うような唄だ。 風が吹き止み、 地表の全てが息をひそめて聞き入っている唄だ。 月が白い。 274 名前:「ある夜、一人の男がギターを弾いた」 [sage] 投稿日:04/12/16(木) 21 04 00 ID axBL6ThP 【コメント】 364 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/18(土) 13 14 15 ID uzgn7Sa9 274 :「ある夜、一人の男がギターを弾いた」 :04/12/16 21 04 00 ID axBL6ThP 出だしちょっと、床の間の置物。最後引き込まれた。白い月がうがん出た。 この作者の筆力なら。人形が踊り出す……とはっきり書(描写)いたら? そのほうがいい?? ……かなぁ 369 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage 感想です] 投稿日:04/12/19(日) 13 39 15 ID aU8fKshW 274 「ある夜一人の男がギターを弾いた」 これは、何唄ってるのかまったく書いてないとこがすごいずるい。と思います。 379 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/12/21(火) 16 38 19 ID KHuRYtMa 感想続きです。 >274 「ある夜、一人の男がギターを弾いた」 気に入った点、2つ。 その一、第3連「ごく近い人に聞かせるための楽器らしくて/大切な秘密をそっと 渡してもらうような気持ちになる」、第4連「心の奥の秘めやかな真実を/そっと、 手で囲い込んで渡すような唄だ」というフレーズに共感。よく弾き語り、っていうけれど、 歌がついていなくて、ギターのソロだけでも「弾き語り」っていう雰囲気がある。そこの ところをよく #25681;んで表現しているな、と思った。 その二、最終行の「月が白い」の言語感覚。ギターの澄んだ音色が」そのまま空気になって、 きっと月を白く見せてくれているんだろう。 ただし、第1・2連は作者の個人的な経験、感覚が強すぎて、ちょっと共感にまではたどり着けなかった。 ともあれ、ギターのお題はよく処理できている詩ではある。 381 名前:リーフレイン [sage leaf_parsley@hotmail.com] 投稿日:04/12/21(火) 19 35 29 ID ALGkd+L4 えっと、「ある夜、一人の男がギターを弾いた」を書きました。 冒頭が浮いてしまったのは非常に申し訳ないです。 導入部分がうまくいかなくって、個人の記憶に走ってしまいました。 評と点くださった、ななほしさん、MUJINAさんありがとうございます。 チャンプ、準チャンプおめでとうございます。 【得点】 3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ from a basement on the hill エリオットスミスの、新しい、最後のアルバム 試聴機の前 切り取られたままの店内で機械と接続する 雑音は雑音のまま 間空は間空のまま ヘッドホンとってプレイボタン押す 「あいかわらずだな」 なんて、おかしな感想 僕は生きているから、もう、彼がいないということ やっぱり不思議で 細い声は、どこかにある記憶と交信しようとするけど 校庭の拡声器 とても遠くにある、声 白黒の顔写真は、どこかにある景色と交信しようとするけど、 逆さの望遠鏡 とても遠くにある、顔 「うまくいかないもんだね」 なんて、皮肉な感想 悲しいメロディー、優しいメロディー やっぱり不思議で かなり迷って、手に取って ポイントカード、2倍でお得 涙なんて出ないことは はじめからわかっていたけど 帰りの電車の中 切り取られたままの車内で機械と接続する 混乱は混乱のまま 感傷は感傷のまま ヘッドホンとってプレイボタン押す 275 名前:from a basement on the hill [sage] 投稿日:04/12/16(木) 23 48 40 ID pXtbe38V 【コメント】 365 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/18(土) 13 17 20 ID uzgn7Sa9 275 :from a basement on the hill :04/12/16 23 48 40 ID pXtbe38V 歌の世界? 音楽の世界? ギターの世界とは少し違うような……?? 370 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [ 感想です] 投稿日:04/12/19(日) 13 39 59 ID aU8fKshW 275 from a basement on the hill エリオット・スミスという人は申し訳ない聴いていないのだけども、きっと名のある ロック・アーチストなんじゃないかと思います。。。 切り取られたまま という形容詞がすごくいい。 【得点】 1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 不死のイカロス 世界のかけらから生まれたオレの意思は 同じように世界の端々へ散っていくべきだ 聖なる場所でギターを構える 微細な痛みと感触は 完全な姿の美術品 死の匂いを漂わせながら 流れる汗を食べてしまおう もっと緊張すればいい 淋しさを燃やして 奏でる弦が駆動する ここまでならばオレのもの ここから先は誰かのもの イカロスのように不安になり イカロスのように太陽へ ミシシッピーの十字路 黒い顔の神はこういった ブルースに乗せて歌い出した 「伝エる事は ムリなのダ 言葉と音ガ 残さレて 行き着ク先は 何処トも知れズ 受け取ル側に 自由ガあル そシて 本来の意味ハ 永久に 判らなヌままナダ」 洗われ 削られ 賞賛され 見られ 笑われ 捨てられる イカロスはまた墜落した 絶対の孤独を得て地に落ちた 六弦が弾け飛び 蛇になって地に潜る 研がれた言葉は飛散して 小鳥の肺に吸い込まれた 体は虚しく抜け殻へ 心は昼間の見えない星に でもそれでいい きっとまた時間がオレを満たすだろう 湖の底の澱のようにオレのどこかに留まるだろう それはまるで夢のように透明で 岩のように確かだろう 夜空に星が満ちるとき 抗うように目が覚めて オレは再び飛び立つんだ 世界のかけらから生まれたオレの希望は 同じように世界の端々へ散っていくべきだ 276 名前:不死のイカロス/1 [sage] 投稿日:04/12/16(木) 23 54 38 ID IdF5EeRs 277 名前:不死のイカロス/2 [sage] 投稿日:04/12/16(木) 23 55 33 ID IdF5EeRs 278 名前:不死のイカロス/3(終) [sage] 投稿日:04/12/16(木) 23 56 25 ID IdF5EeRs 【コメント】 282 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [] 投稿日:04/12/19(日) 13 42 09 ID aU8fKshW 1点: 276 不死のイカロス 主題が好き。真正面からがっちりと取り組んでる書き手の誠実さに惚れました。 365 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/18(土) 13 17 20 ID uzgn7Sa9 276 :不死のイカロス/1 :04/12/16 23 54 38 ID IdF5EeRs イカロスに意思が在ったのか無かったのか? 疑問が残る……動機かなぁ。 詩のテーマにかかわる、動機?? 370 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [ 感想です] 投稿日:04/12/19(日) 13 39 59 ID aU8fKshW 276 不死のイカロス 世界のかけらから生まれたオレの意思は 同じように世界の端々へ散っていくべきだ。 このフレーズがぞくぞくするほどいいです。 最終行で、意思が希望に変わってリフレインするのもきいている。 聖なる場所で弾いた曲を是非聴いてみたい。 間奏曲となった黒人霊歌の象徴性が、イカロスの墜落を裏付、砕片化と回帰。 再生を歌う祈りの詩だと感じます。 379 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/12/21(火) 16 38 19 ID KHuRYtMa >276-277 不死のイカロス 詩人の魂の飛翔と墜落を神話のイカロスになぞらえている。NO3の第2連蛇になったり、 肺に吸い込まれたり、というくだりが、最も好き。何より神話的である。やはり、優れた言語感覚。 NO2の黒人のブルースはどうだろう。カタカナ混じりの表現が苦悩を減却して、逆に軽くなってしまっている と感じるのは、私の思い違い? ちょっと技巧に走りすぎたかも。でも、その辺を 直せば(というより、黒人の設定自体を変えてみれば)、この詩は2点、3点級のモノになる。 【得点】 2点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 前へ ← 1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/398.html
ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 4月とは何だったのか? 切り取られた風 巻き上がる桜の花ビラ 道程の残夢 強制的に設置された 培養の月 足元の一つの思念 永遠に抱くリアル かつて触れた横顔 51 名前:ある名無し[] 投稿日:02/05/02 22 44 ID 1B0s0crt 【コメント】 65 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 02 33 ID gH9XsBn1 51 ある名無しさん おっ、これは面白いねえ。読む人によってイメージが 異なると思います。というのも、情景描写が一連目と三連目にあるんですが、 硬軟が織り混ざっているんです。一連目は「切り取られた風」が硬質、「巻き 上がる桜の花ビラ」が軟質。三連目は、これは完璧に硬質ですね。全体には私 は硬質のイメージを強く感じました。ここでは「リアル」という言葉さえも硬 質に感じられる。こうして考えると、「花ビラ」のカタカナは硬い感じで効果 的でしたね。 そこで突然、最終行に柔らかなレリーフのように浮かび上がる横顔。お見事で した。欲をいえば、言葉の(硬軟の)対比をもっと明らかにすべきかもしれま せん。 ■▲▼ 4月とは何だったのか 12ヶ月の中で一番 夢 希望 と言う言葉が似合う季節 ある者は夢を追い ある者は希望を抱き すべてが新しい世界に 自ら入っていく そんな季節 52 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/05/02 22 50 ID V65O8ARg 【コメント】 66 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 02 41 ID gH9XsBn1 52さん うん、大体の人が四月にこんなイメージを持っているんじゃないか な。これを素直に表現したり、逆説的に表現したり。ところがあなたはそのま ま言っちゃっていますね。あなたの夢、あなたの希望、あなたの新しい世界。 そうしたものを掘り下げるところから詩は始まるものだと思いますよ。 ■▲▼ よんがつ 一番楽しいときっていつですか 最もなかのいい友達は誰ですか わからない 実際、見当もつかない ただ、今は楽しいと思うし あいつはいいやつだと思う。本当に 桜は咲くし 雨もふる 57 名前:さかな[] 投稿日:02/05/02 23 11 ID 3sYjtQXG 【コメント】 68 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/03 02 55 ID gH9XsBn1 57 さかなさん 書き出しは視点の転換が見られて、平易な文章ながら、な かなか上手いですね。一行目の「とき」は「季節」のほうがいいでしょうね。 その方がお題に近付きそう。言外に「いつ?」って訪ねられて、「春!」って 答えちゃいそうですね。 現状に一応の満足をみせるあなたの描写も、言葉を選ぶ必要はありそうですが、 うまくまとめていると思います。ただ、最後の二行は、何だか取って付けたよ うな印象ですね。推敲が必要そうです。 ■▲▼ はじまりの季節 夢想を振り切れぬまま なし崩しに4月を向かえた 若いから胸に志のひとつはある 叶うと思い夢見た春 気候とは裏腹に世は冬色一色 その現実に例外はない 衝動的に安定を壊した 「守る」現実を捨て 「攻める」夢を選んだ 花を美しいとは思わない 季節に干渉したくない それは誰かが綺麗といっただけだから・・・ 真実と感覚は自分で開拓していく 孤独な一人旅 だからいい・・・ 憂鬱な春 決意の春 僕だけの春 67 名前:ヘロインマニア[] 投稿日:02/05/03 02 47 ID hy4K10ts 【コメント】 81 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/04 21 39 ID n/rSKiNA 67 ヘロインマニアさん 厳しい現実の中、自らが信じるもの、信じる夢に 向かって旅立っていく、というテーマですね。さて、旅立ちの詩にもかかわら ず、あなたの決意がもう一つ伝わってこないように感じます。それはおそらく 言葉の歯切れの悪さに起因するのかと思います。言葉のリズム、場面の転換、 それらが今一つ上手くいってないのではないかと。 「花を美しいとは思わない/季節に干渉したくない/それは誰かが綺麗といっ ただけだから・・・」ここは非常に美しいですね。この一節が詩全体を救って くれています。ただし、「季節に…」の一行は意味がよく解らなかったです。 酷評でしたね。失礼しました。 ■▲▼ 春はうたた寝昼下がり フロムAやらanやらはほっぽりだして永遠の昼休み、宿題はない。 いいともを見終わったら 洗濯日和だな 彼女のパンツをベランダの内側に干すテクニックさえおぼえた、 春- 自転車で妙正寺川を下ってみよう どこかに新しい公園を見つけれるかも知れない。 70 名前:都立家政 ◆76fFko5o [] 投稿日:02/05/03 03 36 ID iXEA+wk1 【コメント】 82 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/04 21 51 ID n/rSKiNA 70 都立家政さん 好き嫌いで言いますと、これは好きな部類の詩です。 言葉のリズムがいいし、「フロムA」「an」「妙正寺川」などの具体的な表現 も効果的でした。特に「妙正寺川」が好みです。ただ、これは上手く説明でき ないんだけど「いいとも」は、やり過ぎの感が…。あ、これはあくまで個人的 な意見です。 一連目で「春」が二回出てきますね。一行目の「春」を除いたバージョンも試 してみては如何でしょうか。あまり気にはなりませんけどね。 最終行の「ら」抜き言葉は、やはり違和感がありますね。 96 名前:都立家政 ◆EROqdMNU [sage] 投稿日:02/05/05 03 15 ID ??? 82 ホントだ、言われてみると「春」がしつこかった。 もうちょい意識研ぎ澄まして書くべきですね自分。 ■▲▼ 4月 煙草のケムリに曇らされ 君の薫りに惑わされ 青の純度は削がれゆく 街の喧騒にのみこまれたまま 触れるものに実体は無く 自ら言葉を捨て去った はじまりの暦 おわりの暦 砕けたカケラを胸に抱き 閉じる目蓋に描かれるのは 再生の天使! 72 名前:かまぼこ[] 投稿日:02/05/03 12 12 ID GdePlx32 【コメント】 83 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/04 22 11 ID n/rSKiNA 72 かまぼこさん お、「青の純度」ですか、いい言葉ですねえ。一連目で は生活感とあなたの純性とをうたったものと思われます。 んで、二連目は外界の現実とあなたとを表現したと思うんですけど、主語がな いために、言葉を捨て去ったのがあなたか、「青の純度」か迷う所ですね。 三連目は上手い表現だと思います。そして四連目に続くんですが、「砕けたカ ケラ」が、かなり唐突です。何のカケラか、マジで解らん。 全体的には美しい言葉で書いてあって非常に好印象なのですが、もう少し前後 のつながりがあったらなあ、と思いました。少し自動記述が入っているのかな。 159 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/08 02 40 ID 1ip2GOAk 【次点】 72と 110も個人的に良かったです。 72さんは、いかにも 即興といった作品で、理解を拒む荒さがある反面、その荒ささえ も魅力にしてしまう力があったように感じました。自分の出した お題の答えとしても、満足できる作品でした。ただ、やっぱり、 ちょっと荒すぎたかな、と。 ■▲▼ 4月とは何だったのか? 身を締めつけていた現実感が 緩んで やわらかいメルヘンが生きはじめる 4月 やわらかい人間の希望を 破壊するように 春の河原に ブルドーザーは 在る 洗濯女の似合うような 河で ひとりの男が 投身自殺をした それはどうにも 儚いようで されどどうにも 無関心に流される死体 4月に死体は 似合いすぎる 似合いすぎてそれは 死体でなくなる ひとつのメルヘンと なる やわらかい桃の果肉となり 芳香を巻き散らす ブルドーザーが狙っている 獰猛なブルドーザーが 河を流される桃を 血肉に飢えすぎた鋼鉄 建設重機の存在しない場所は ない 田んぼの中にも 在る 高層ビルの上にも 在る 人の心の下にも 在る 春の成長を嬉しがる蛙の 背後にも ブルドーザーが 在る 建設重機の存在しない場所を 思い浮かべることができるか? 今になって思えば それは4月の悪事 今ではブルドーザーは 従順な大型犬のように 工事現場に鎖で繋がれて いる 79 名前:恩田朗[] 投稿日:02/05/04 07 00 ID J26PAOSQ 【コメント】 86 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/04 22 31 ID n/rSKiNA 79 恩田朗さん 春というメルヘンを思わせる季節と、死すらもその大きな 口に飲み込んで覆そうとするブルドーザーとの対比が非常に鮮烈です。テーマ としてはピカイチではないかと思います。ああ、三、五連目がすごくいい。 しかしながら気になる所がいくつかあります。まず二連目の「洗濯女の似合う ような 河」はメルヘンを表現したものだと思うんですけど、以降の描写がど ちらかというと無機質なものであるだけに、違和感を感じました。 あとは「建設重機」=ブルドーザーだと思うんですけど、この表現を使うなら 他の重機も出してよさそうです。ただここを総てブルドーザーに置き換えてし まうと、かなりうるさくなってしまうので、難しいところではありますが。 恩田さんの本領発揮でしたね。 162 名前:YKH ◆NBQwfAco [] 投稿日:02/05/08 02 57 ID pk6M34U1 79さん 柔らかな春と重厚な建設重機。対比の技法ですね。 お題からじつに自由に発想を広げてくれていると感じました。 終わり方も好き、じゃなくて良い(汗)ですね。 (準チャンプ作品) ■▲▼ 4月とは何だったのか? 雪女が 溶けて 死ぬ 季節 家の飼い猫が 溶ろけて 寝る 季節 80 名前:二行詩人 ◆/wXXlP7k [sage] 投稿日:02/05/04 21 28 ID ??? 【コメント】 87 名前:Canopus ◆j1h.j3e. [] 投稿日:02/05/04 22 39 ID n/rSKiNA 80 二行詩人さん 内容としてはユーモラスで、私がコメントするよ うなことはありません。こういうのもいいですねえ。 あとはレトリックや言葉遣いですが、やっぱり「溶ける」「溶ろける」 が気になりますね。「とろける」は「蕩ける」ですからね。ここはやっ ぱり平仮名表記のほうがよかったんではないでしょうか。 88 名前:二行詩人 ◆/wXXlP7k [sage] 投稿日:02/05/04 23 17 ID ??? 87 ふにゃぁ。日本語を間違ってしまったにゃ!(汗 いちお~漢和辞典をひいてみたんですが、漢和辞典によると 「とろける」に当たる漢字は無い(!)そうだったので 造語と知りながら、字面を合わせるためにも、「溶ろける」 なんて使ってしまったにゃ~!(涙) しかも自分で「かわい~」とかウットリしちゃったり! たった二行の詩しか書けないにゃんこに批評、どうもありがとう ございました(にゃ☆←猫の投げキッス★ ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ